
こんにちは、スタッフ上埜です。
7月に入り、いよいよ夏本番ですね。今回は、そんな夏の装いを支えてくれる、僕にとって欠かせない一足をご紹介します。
【JUTTA NEUMANN】ALICE



当店では既に馴染み深い存在かと思いますが、今回は約2年ぶりの入荷。改めて、このサンダルの魅力をお伝えできればと思います。
使用されているのは、ラティーゴレザーと呼ばれるオス牛の革。植物性タンニンを用いた伝統的な製法で鞣された、非常に堅牢なレザーです。さらに、オイルやグリスといった油分をしっかりと含んでいるため、汗や雨にも強い素材となっています。
また履き心地も申し分ない一足。
職人の手作業によって形成されたアーチ部分は土踏まずを自然に支えてくれ、履き始めから既に足にフィットする感覚を実感します。しかし、このサンダルの履き心地の真価は履いてからにあります。最初はやや硬さを感じるストラップ部分も、履き込むことで徐々に柔らかくなり、着脱もしやすくなっていく。さらに、フットベッドと呼ばれる足裏が直接触れる部分がゆっくりと沈み込み、自分の足の形に馴染んでいきます。少し大袈裟かもしれませんが履けば履くほど、自分の足に吸着するかのような感覚です。
ただ、ここまで履き心地のことを語っておいてなんですが、正直に言えば”履き心地”の一点のみで比較すればALICE以上に快適なサンダルは存在すると思っています。このサンダル最大の魅力は革靴さながらの足元に生まれる重み・スタイリング全体を引き締める空気感ではないでしょうか。
先日公開された当店のポッドキャスト番組「BACKYARD TO CLOSET」で岡崎が話していたのですが、
「これはサンダルだと思わなくていい。言うなれば、“夏用の革靴”です。」
という言葉。この言葉はユッタニューマンのアリスを表現するのにはまさにピッタリな言葉だと思いました。
PODCASTのご視聴はこちら▼
# 239|レザーサンダル界のロールスロイス「高いのに売れ続ける理由」から考える洋服トークhttps://open.spotify.com/episode/7fzs9YgUflql6jTeSq4Ttt?si=256af40f86fc4cb0
足元の選択肢をほとんど革靴に絞り、年間を通して革靴中心で過ごしている私たちスタッフだからこそ、このALICEが持つ重厚感や存在感は熟知しているつもりです。リネンやコットン、サマーウールなどの天然素材に合わせても遜色なくコーディネートを引き締めてくれ、派手な柄物に合わせても負けない重みがある。まさに、サンダルでありながら、革靴のような説得力があるんです。
機能が良いだけではなく、道具としての美しさも兼ね備えている。このアイテムとしての完成度とクオリティの高さが両立しているからこそ私がユッタニューマンを選ぶ理由であり、世界中の洋服好きから愛される理由なんだと思います。
まとめ

もちろん、中にはこう感じる方もいらっしゃると思います。
「サンダルにここまでお金は掛けられない。履ける季節が限られているからこそ、贅沢ではないか。」
決して安価なものではないですし、そう言った声が上がるのも自然なことかもしれませんが、あえて言わせてもらうならば私はむしろ逆だと思っています。履ける季節が限られているからこそ、選択肢を一つにしてしまう。何足もサンダルを持つ必要はなく、自分の中で“これ”という一足を決め、それを毎年履き続けていく。
そうする方が長い期間で捉えれば良いのではないかと私は思います。そして、ユッタニューマンのアリスはその選択肢に選ぶに値する最高峰のレザーサンダルだと声を大にして言わせていただきます。毎年夏になると自然と手が伸びる。気付けば、それ以外を履かなくなっている。そんな一足です。ぜひ、店頭にてお試しください。
皆さんのご来店を心よりお待ちしております。

