S&S / BLOG Sep 21, 2016
Text:OKAZAKI MASAHIRO
Photo:Kenta Kannae
買った洋服に アンティークボタン でもう一手間かける。シャツやパンツのロープアップ同様、自分なりの工夫をするから洋服は楽しい。
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来る9月24日より1週間限定で開催される当店スペシャルイベント〈MOTO×SLOW&STEADY『ONE-OFF』〉。 会期中は『MOTO(モト)』デザイナー本池氏により再構築されたミリタリーアイテムの展示・販売と、 SLOW&STEADY から僕が個人的に収集していた「ヴィンテージボタン」を合わせて販売いたします。

今回は、イベントに向けて先日ご紹介した『 MOTO (モト)』サンプル品(ミリタリーアイテム)に引き続き SLOW&STEADY から提供する ヴィンテージボタン をご紹介しながら、個人的に思う洋服の楽しみ方について書いてみたいと思います。

「ボタン」はアイテムの存在感をさらに際立たせる重要なパーツ

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▲『 FRANK LEDER (フランクリーダー)』”DYED & WASHED COTTON / LINEN HOODY”

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▲『 PORTER CLASSIC (ポータークラシック)』”LOCAL BLACK PULLORVER SHIRT”

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▲『 S.E.H KELLY (エスイーエイチケリー)』”LANCASTRIAN THIC-THIN ORVER SHIRT”

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▲『 BONCOURA (ボンクラ) 』”テーラリングジャケット”

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▲『 FRANK LEDER (フランクリーダー)』”VINTAGE WOOL COAT”

洋服を顔に例えるならボタンは「目」。
生地やアイテムによって多種多様、様々なタイプのボタンが存在し、それぞれがアイテムの存在感をさらに際立たせる重要なパーツです。
シャツやパンツのロープアップ同様、「気に入っている服のボタンを自分の好きなものに変えてみる」そんなひと手間や遊びこそ洋服の楽しみ方の本質のような気がします。

例えば、上にあげたアイテムたちもそうですが、特に今期の『 FRANK LEDER 』” ヴィンテージウールコート “などは、フロントボタンが「セパレート仕様」といってすべて色の異なったものになっています。
ヴィンテージと名前についているだけあって これにはストーリーがあり、永年着続けボタンを無くしたとしても、家にあるボタンでつけ直しながら大切に使っている、という温かな想いが込められているアイテムです。

ボディの素材や質感に合わせて、ほんの少しひと手間かける。

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こちらは私物にはなりますが、僕が10代の頃に購入した50年代のミリタリーシャツ。昔ボタンを無くし、トップボタンだけ自分で買って付け直しました。
先ほどのコート同様、当時の自分が 自分なりに考えてボタンを選んだのも思い出のひとつ。
ボタンを変えるといっても、先日のブログでも書いた「かっこつけない やりすぎない」というのと同じで、あくまでさりげなく、必要に応じてくらいがベストだと思っています。
ボディの素材や質感に合わせて、ほんの少しひと手間かける。そのくらいのさじ加減でちょうど良いんじゃないでしょうか。

※ちなみにボタン付けのワンポイントアドバイスとして、縫い糸にほんの少しだけ蝋を引くと、糸と生地の摩擦が和らぎますので生地を傷めずに作業が済みます。

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また、個人的に好きなのは プラスティックが生まれる前の ベークライトボタン や ウッドボタン 。あくまでシンプルで主張の少ないものが好み。
種類や年代にもよるんでしょうが、透明なものほど値段は高く、特に アップルジュース と言われる ベークライト が退色したカラーなどは高価な物も多かったりします。

新品の状態をキープするために神経質にならないこと。

ボタンを自分で付け替えたり、ほつれを自分で直してみたり。そんな些細なことでも自分の手を動かすことで洋服にも愛着が増し、本当の意味で自分の洋服になっていく感覚を感じることができます。
高価な洋服ほど自分で手を入れるのが怖いと感じる方も多いかと思います。でも、しっかり作り込まれた洋服だからこそ、自分で手を入れることでさらに輝いてくれるはず。

物を愛し、大事にすることって、自分の生活スタイルからくる経年も含め 様々な変化を楽しむこと。
壊れたならば丁寧に手を入れてやること。新品の状態をキープするために神経質になることではないと思うんです。
天然素材を使っている洋服ならなおさら、経年変化を楽しんでやるという気持ちを持って頂ければと思います。

イベント会期中は『 MOTO 』のリメイクアイテムに合わせ、ある程度こちらでピックアップしたものを販売する予定ですが、 イベント以降は常設し 徐々に種類も増やしながら 継続的にヴィンテージボタンの販売を行っていこうと思います。
〈MOTO×SLOW&STEADY『ONE-OFF』〉皆様のご来店、心よりお待ちしております。

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岡崎
この記事を書いたひと
岡崎 昌弘OKAZAKI MASAHIRO | sas_okazaki
1981年生まれ SLOW&STEADY 代表。18歳の時より地元の古着屋へ勤務。その後同じく県内のセレクトショップ勤務を経て2013年「SLOW&STEADY」をオープンさせる。
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