S&S / BLOG Jul 3, 2022
Text:Sato Yohei
廃棄される洋服の量が社会問題となっている昨今。洋服の無駄をできるだけ排除し、デザインに昇華するPainted Blank -Assortment-より、新作のアイテムが登場しました。
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ブランドスタートから2年半が経ったPainted Blank

今回はそのセカンドラインであるPainted Blank -Assortment-の新作アイテムをご紹介させていただきたいと思います。

ブランドの詳しい紹介はこちら。

いま、世界中で廃棄される洋服の量が社会問題となっています。その量は日本だけでも年間およそ100万t。枚数に換算すると実に33億着もの洋服が廃棄され、もちろんその中にはまだ着られる洋服も多く含まれており、日本の衣類リユース率の低さが指摘されています。そんな洋服が溢れかえるこの現代社会で、洋服を販売する立場にあって、いま一度「洋服が持つべき価値」を再提起すべく立ち上げたのが、Painted Blank -Assortment- です。

https://paintedblank.com/pages/about_assortment

Work Jacket “Colmar”

このアイテムは、他モデルを作成する際に出た不要な部分や、使いずらい薄手の端切れなど、無駄な部分を昇華することを最優先に考え試行錯誤したものです。

舞台はフランスの田舎町”コルマール(Colmar)”

フランス東部・コルマール(Colmar)

フランスの田舎町コルマールで生まれた音楽家を目指す一人の少年。その少年が大好きな小高い丘からながめているコルマールの美しい景色を、端切れを使って表現しました。縦横ランダムに敷き詰めた生地がどことなくコルマールの色彩豊かな街並みを感じさせます。

そのため、3色用意されたカラーには、WHITE=朝MULTI=昼BLACK=夜という意味合いも込められているそうです。

ディテールについて

ベースとなるのは、18世紀、ナポレオン時代からフランス兵士の作業着として着用され、音楽家や芸術家が好んで着用していたヴィンテージワークジャケット。簡素でワイドな袖の仕様や、独特のバックスタイルなどはそのままに着丈やボタンの仕様などを現代に合わせて着やすく再構築しました。音楽家を目指す少年がこのワークジャケットに強い憧れを抱き、端切れで作られた本アイテムを身に纏う…そんな背景が想像できます。

ボタンには、今は非常に希少な本水牛ボタンをボディーカラーに合わせて使用。中央に一つあるこのボタンが、より上品な印象に仕上げてくれているような気がします。同ブランドのその他アイテムにも言えることですが、「ボタンやジッパーは徹底的に良いものを使用する。」ことで成り立つ魅力があります。

まとめ

これまで同ブランドでリリースされていたパッチワークのリメイクでした。(https://paintedblank.com/products/riders-jacket-brighton-b06)

今回の新作アイテムに使用されている端切れは、パッチワーク素材整形の際に出たもの。廃材を極限まで再利用することで社会課題に向き合いつつ、徹底的に良いものを提供しようとする姿勢に目を背けることは、洋服好きとして絶対にしてはいけないようなそんな気がしています。今回のアイテムを見たとき、改めてそう感じました。

自分にとってかっこいいと感じるもの、好きなものものは十人十色であるべきだとは思いますが、このアイテムは全洋服好きに、いや全人類にご体験いただきたいです。

皆様是非お試しください!!

この記事を書いたひと
佐藤 洋平Sato Yohei |
1997年生まれ。2020年冬より SLOW&STEADY スタッフとして勤務。 人生と洋服との関係性を、日々探求する毎日。
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