S&S / BLOG Sep 1, 2017
Text:OKAZAKI MASAHIRO
高知遠征、SLOW&STEADYのこの熱苦しい空気感をそのまま!高知へとお届けしますので、皆様のお越しを、心よりお待ちしております!
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皆様のお陰を持ちまして無事、大盛況のまま終えることが出来ました ボンクラ祭り。県内県外からの多数のお問い合わせ、そして何よりご来店頂いた全ての皆様ありがとうございました!
その興奮も冷めやらぬまま… いよいよ来週9月4日より7日間、高知県「蛸蔵」にて期間限定ショップ『SLOW&STEADY KOCHI』がスタートいたします!

SLOW&STEADY KOCHI
http://slow-and-steady.com/kochi/

今回はそんな SLOW&STEADY KOCHI のお知らせと共に、改めて当店の紹介として今までのことを振り返りつつ、店のあり方や僕自身の考え方について書いてみたいと思います。

9/4 11:00 追記:初日、会場設置完了しました!

SLOW&STEADYについて、改めて。

SLOW&STEADYの店舗内装のテーマは「農家の納屋」

年を重ねることで生まれる経年変化をしっかりと楽しめる空間であること。そして、雑多で無骨でありながらも人が集い、ゆったりと洋服を味わえる空間であること。
そんな僕の想いを HIGH-LIGHTの菊池さんに全て委ねて完成したのが今の店舗、SLOW&STEADYです。

写真は今年の頭に改装し、今は使っていない木製のドア。こうやって写真を振り返るとすでに懐かしく感じますが、
こんな風にオープンから少しづつ 色んなところに手を加えながら、最近ようやくここに集う人や物と店が馴染んできたように感じています。

そんなSLOW&STEADYオープン数日前。
友人に手伝ってもらいながら一つ一つ打刻していったアンティークハンガー。

準備に明け暮れ疲労困憊の中、スペルを間違えてしまったものも一個や二個ではありません(笑)けれど、当時はその度ショックだったそれらも今見れば妙にほっこりとした気分にしてくれます。
物も、洋服も。こうして何かしら一手間加わることで、自分のものになっていくこの感じが、今も変わらず大好きです。

そして、人に言えないことで頭を悩ませることも大人になればなるほど増えるものです。
このカウンターでは、これまで一体何人の悩み相談を受けたんだろうというほどに、色んな人とたくさんの気持ちを共有してきました。

お客さんと一緒に泣いてしまうこともしばしばありますが(笑)洋服以外のことでも気軽に悩みを打ち明けられる場所を作れたら、という想いが実現した僕の大事な一角です。




けれど、もしかしたら一昔前、既製品の洋服屋がなかった時代なら、
そんなことも当たり前の光景だったのかも知れません。

他愛のない世間話をしながらお客さんと一緒に生地を選び、全身のサイズをフィッティングしつつ、小さな体の変化にもその時々で対応する。
文字通り、そんな店とお客さんとの「距離」が密接だったからこそ、その土地や地域に住む人それぞれに “贔屓(ひいき)の店” が点在していたように思います。

そういった昔ながらのお店がなくなりつつある現代において “贔屓の店” を作りたくて、現店名SLOW&STEADYと競い、最終候補まで残った店名が 「岡崎洋服店」 だったのは、知る人ぞ知る お話です。

親友が毎年送ってくれるアニバーサリーボトルも、5本になりました。
このボトル然り、店に飾ってある備品の多くは友人らがプレゼントしてくれたものばかり。

今は少しネットを開けば、やれお洒落だとか格好いいとか、ディスプレイに最適ですとか、簡単な言葉ばかりが並びます。
そんな曖昧な言葉があまりに多く使われていて、結局何が良いのかさっぱりわからなくなる時も少なくありません。

そんな中で、僕が思う物を選ぶ上での最良は “自分が良いと思ったものを堂々と信じる” ということ。

判断基準は対象となる「物」ではなくて、あくまで自分自身の「正直な気持ち」。
そんなことを僕は毎日、洋服を通して少しでもたくさんの方に伝えていくことが出来ればと思っています。

SLOW&STEADYの根っこの部分を、まだ見ぬお客様へ。

と、思うままにつらつらと書いてはみましたが、僕自身 まだ5年目を前にして偉そうなことを言えるほど満足出来る店づくりも出来ておらず、さらにこの先まだまだ実現したい想いが沢山あります。

そのひとつが今回のこの 高知県での期間限定ショップ。

こうやって新しいことにチャレンジ出来るのは、当然のことながらお店をスタートしてから4年半、ずっとお店を支えてくれるお客様一人ひとり、メーカー様、そして友人たちのおかげだと、感謝の気持ちでいっぱいです。

ほんっとうに沢山の人の力を借りながら、少しづつではありますが、これからも洋服というフィルターを通じて多くの人と出会い、繋がり、そんな人たちの想いを栄養源にしながら、スタッフ含め、ゆっくりと着実に強くなっていけたらと思っています。

最後に。高知県のまだ見ぬお客様に、一人でも多くSLOW&STEADYの根っこの部分を知って頂くことができれば、こんなに嬉しいことはありません。

会期中は、会場什器、空間演出をお願いする Antique Door さんをはじめとして、たくさんの協力店舗の皆様にもご出店いただきます。
高知遠征、SLOW&STEADYのこの熱苦しい空気感をそのまま!高知へとお届けしますので、お近くにお立ち寄りの方はぜひご来場ください!
皆様のお越しを、心よりお待ちしております!

〜 高知出店期間中、徳島店舗ではスタッフの武田と吉浦が、こちらも全力で頑張っておりますのでよろしくお願いいたします。
この記事が公開される頃には FRANK LEDER の秋冬アイテムも徳島、高知ともに店頭に並んでいるはずですので是非見にいらして下さい! 〜

◼︎蛸蔵 駐車場について
会場となる「蛸蔵」の駐車場は20台ほどございますが、駐車場の入り口が非常に狭く左折右折ともに、大型車の進入は非常に困難に思われます。そのため、大型のお車でお越しのお客様は 会場反対側の道路より直進のルート をお選びいただくことをお勧めいたします。(そちらのルートでしたら問題ございません)
*当日もし道がわからないようでしたらお気軽に下記の番号までご連絡ください。
代表者番号:090-7573-5889(岡崎)

SLOW&STEADY KOCHI
http://slow-and-steady.com/kochi/

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この記事を書いたひと
岡崎 昌弘OKAZAKI MASAHIRO | at_slowandsteady
1981年生まれ SLOW&STEADY 代表。18歳の時より地元の古着屋へ勤務。その後同じく県内のセレクトショップ勤務を経て2013年「SLOW&STEADY」をオープンさせる。ブログとは別で文章形SNS『NOTE』にて洋服にまつわる記事を毎日更新しています。 『NOTE』 https://note.com/slwanstdy
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