
こんにちは、スタッフの上埜です。突然ですが皆さん、コートってお好きですか?僕はというと大好きです。理由はとてもシンプルで、「なんか、かっこいいから」たったそれだけなんですが、昔からアイテムとして惹かれる存在なんです。
トレンチでも、モッズでも、バルマカーンでも、どんな種類でも好きなのですが、なかでも毎シーズン、僕の心を掴んで離さないのが FRANK LEDER(フランクリーダー) のコート。
今季もその例に漏れず、気づけばすっかり心奪われてしまいました。
というわけで今回は、そんなとっておきの一着をご紹介させていただきます。ぜひ、ご一読下さい!
【FRANK LEDER】DEAD STOCK RARE GERMAN FABRIC SUMMER COAT




今回のコートに使用されているのはヘビーリネン素材。それも約100年前のデッドストックヴィンテージ生地を用いた、特別なシリーズのものとなります。
色味は濃いブルー。色味だけでいえばは涼しげで“夏っぽさ”がありますが、素材の持つ存在感は圧倒的。個人的には「夏に着るコート」というより「夏も着られるし、春・秋・冬も着られる。一年を通して活躍してくれる一着」というイメージです。
シルエットはややゆとりのあるミドル丈。夏にTシャツの上から軽く羽織るスタイリングはもちろん、冬はニットやシャツ、ジャケットの上からでも羽織れる絶妙なバランスに仕上がっています。

また、FRANK LEDERといえばこの洋服の目ともなるこのアンティークボタン。同じものが一つとしてない一点物で、生地とのコントラストも抜群。このボタンがあることで、より一層洋服として引き締まる印象を与えます。

袖の裏地には表地とは異なるストライプ柄のヴィンテージ生地を使用。通常では見えませんが、夏場は思い切ってロールアップして、この裏地を見せるスタイリングなんかもカッコイイんじゃないでしょうか。

また、肩や襟元は一重仕立てで裏地が貼られていないため、肩のライン等が自然と身体に沿って馴染んでいきます。だからオーバーサイズで着ても不格好にならず、様になる。そういった理由から、基本的にどんな体型の方にもオススメできますし、個人的には女性がざっくりと羽織るスタイルも素敵だと思います。
着るほどに深まる、特別な一着

冬に着る分厚いウールコートももちろん大好きですが、年間通して振り返ってみると、意外と出番が多いのはこういったヘビーリネンやコットン素材のコートだったりします。
特に、今季のコートのように確かな存在感がありながらも華美ではないデザインは、デートにも、飲み会にも、ちょっとしたお出かけにも、旅行にも。シーンを選ばず活躍してくれる洋服です。
“コート”というアイテムは、洋服の中でもいわば“大物”。毎年気軽に買い足すものではないからこそ、長く付き合える一着を選ぶことが大事だと思っています。
その点で言えば、今回の一着に使われている生地は、すでに100年の時を重ねたもの。自分が生まれるはるか前から存在していたこの生地と、これから先を共に過ごしていける…そんなことを想像するとワクワクしてきませんか?
ぜひ皆さんにも、一度袖を通していただきたいです。その奥深さに、心踊り、きっとクラクラするはず。
皆さまのご来店を、心よりお待ちしております。

