2014年にリリースされた 『BONCOURA(ボンクラ)』 “ショップコート”。先日打ち合わせでボンクラサロンを訪れた際、たまたま発見し持ち帰ってきました。(記事投稿時点で残りSIZE:36のみ)
再生産が難しいらしく、恐らく当店に入荷したのが最終とのことです。
ジャケットの上からさらっと羽織ってもよし、Tシャツの上からでもニットの上からでもと、どんなスタイルにも対応可能な優れものです。
ディテールは、『BONCOURA』デザイナー森島さんが所有しているUS製の「ヴィンテージショップコート」をモディファイしたもの。Tシャツの上からでもダボつかない、ややタイトなシルエット。素材はベタつかず匂いもなく、ドライタッチな風合いが特徴的な特殊加工を施しており、防風性に優れ、多少の雨なら問題ない程度の防水性を兼ね備えています。
また、ビンテージにも見られる通称「フラシ」と言われるフラッシュポケットは、スマートフォンや貴重品を入れても(下を向いても)落ちない構造になっています。
背面のディテールも森島さんが所有している「ヴィンテージショップコート」を参考に作りこまれています。
襟や袖裏に使用しているのはヴィンテージの「デッドストックコーデュロイ」。ボディーもさることながら、こういった細部に至るまで経年変化が楽しめそうです。
そもそもショップコートはエンジニアが作業中に急な来客や軽い外出時、汚れた作業着の上から羽織り、体裁を保つためのと言われています。そのためなのかは分かりませんが、今までの経験上ショップコートは裏地も貼っていない一枚物が多く、どんなシーンでも軽く羽織れるイメージが強いです。特にこの『BONCOURA』”ショップコート”はコーティングが施されていることにより、真夏以外の時期にアウターとしても充分対応可能です。
色違いのネイビーはどことなく上品なイメージ。数年後が非常に楽しみです。
今まで何度も書いてきたような気もしますが、誰でも着れるベーシックなアイテムだからこそ 「永く着れる良いもの」 を選んで欲しいと思います。