FRANK LEDERの代名詞、”DEUTCSLEDER” ・通称ジャーマンレザー。これを通らずして、FRANK LEDERの魅力を語ることはできません。当店のオーナーもこのアイテムを取り扱いたくてお店を始めたらしいです。それくらい、当店にとっても非常に思い入れの強いアイテムです。もっと言えば、それくらいこのジャーマンレザーという素材には魅力やロマンが詰まっているということですね!
”DEUTCSLEDER” 通称ジャーマンレザー
1930年代頃、ドイツで最も高級品とされていた労働着はレザー素材のモノだったそうです。
もちろん、そんな高級品を手に入れられる労働者はほんの極一部。一般の方が手に入れられる代物ではありません。
そこで当時のドイツの人々はとにかく分厚く織られたコットン地で寒さを防いだといわれています。
レザー同等の防寒性があり、レザーよりも安価に手に入れられる事から、当時のブルーカラー(作業着を着て行うような仕事の総称)の人たちから重宝され多くの人達が愛用していました。他国からは「GERMAN LEATHER=ドイツのレザー」と言わしめたその素材こそが、“DEUTSCHE LEDER”であり、FRANK LEDERを代表する素材です。
FRANK LEDER “DEUTSCHELEDER 2B JACKET“
ジャーマンレザーといえば、この2ボタンジャケット。超定番のアイテムです。
至極シンプルなデザインで飽きるなんて言葉は無縁。シーンや人を選ばないので本当に夢中になって毎日着てしまいそうになります。そして、着ていくうちに腕や襟回りといった可動部にシワやアタリが入ってきます。強靭な生地のおかげでその美しいシルエットがインナーや動きによって崩れないという点も非常に魅力的です。
しかし、かなり肉厚なこの生地は着用初めは重くて動きにくく、非常に着辛い…
ただ忘れてはならないのはこのアイテムは「ジャーマンレザー」だということなんです。着心地が悪くたって革ジャンが着たくなるのが男の性でしょう。ただ純粋に、自分の中のかっこいいにまっすぐ手伸ばし続けていたいじゃないですか。
こちらが9年前のジャーマンレザージャケットです。比べ物にならないほどに柔らかく、色もずいぶん褪色しています。これ、実は先日オーナーから譲り受けたものです。ちょっと飛び級してしまった気分。嬉しい反面最初から苦楽を共にしてみたいなと思い新品の方も購入を検討しているます。笑
FRANK LEDER “DEUTSCHLEDER TROUSER”
こちらは昨年からリリースされているタックの入ったワイドシルエットのパンツになっています。以前はジャーマンレザーのパンツといえばノータックで裾までストンと落ちるストレートタイプのものだけでしたが、昨年からはフランクリーダーが得意とする、2タックパンツの型もリリースされております。上品かつボリューム感のあるシルエットは普段使いにも非常に使いやすい1着です。
深めのタックにより腰やお尻周りにボリュームがありゆったりとしているため、ジャーマンレザーではあるものの履き始めから苦労することはありません。笑
フランクリーダーおなじみのこのシルエットは当店でも非常に人気が高く常連さんの中には、冬になるとこれしか履かないという方もいらっしゃいます。トップスの選択肢を狭めない黒のパンツは何本持っていても困りませんし、じゃあいっそこの一本だけでいいやってなるのも頷けます。
そして、ここぞって時にはやっぱりセットアップですよね。将来、結婚式の2次会はこれで参加するのが僕の一つの夢だったりします。肝心な時に、周りに合わせて自分が普段着ないブランドのスーツを着てしまうなんて勿体無いですし、純粋にその空間を楽しめないかなって思うんです。自分に嘘ついて周りに合わせてたら、自分が可哀想。そんな時こそ、思いっきり自己表現してなんぼですよ!!
自分の中の定番アイテムって難しくてそんな簡単に見つかるものじゃないなって思います。一生かけて探し続けて、結局これが一番よく着てたなって最後にやっと答え合わせができるものだと考えています。そのために、もっともっと心躍るような洋服との出会いやいろんな体験が必要な気がしています。
でもまあ、ひとまず今のところ暫定でこれは僕にとって一生モノになるんじゃないかなって自信を持って言えるアイテムたちFRANK LEDER “ジャーマンレザー”のご紹介でした!ぜひ気になった方いれば、一度手にとっていただけると嬉しいです!!