『FRANK LEDER(フランクリーダー)』 春夏アイテムの中で、これからの季節に活躍してくれそうなこの “OLD MACINE JERSEY CARDIGAN(オールドマシン ジャージ カーディガン)” どうしても単調になりがちな夏のコーディネイトですが、こういったアイテムを一枚持っておくとかなり重宝します。
シンプルでありながら、随所に垣間見えるこだわりと質の高さ
ドイツの古い工場にある旧式の織り機で丁寧に作られたコットン素材は、しっとりと滑らかで着心地抜群。非常に薄手ですので、カットソーの上からさらっと羽織っても涼しく、夏場には特にもってこいです。
ドイツ10箇所の伝統や衣装にクローズアップし、地域ごとの特徴を洋服に落とし込んだ『FRANK LEDER』2016春夏コレクション。インスピレーションを受けた地域を差別化するために『FRANK LEDER』のデザイナーであるフランクリーダー自身が、スタジオで一枚一枚ハンドプリントして手縫いした紋章タグや、ドイツの伝統的な糸巻きボタンなど、シンプルなアイテムではありながらも、要所要所に『FRANK LEDER』らしさの垣間見えるものになっています。
洗濯方法も簡単、デリケートに見えてガンガン着られる
また、薄手でデリケートなものだと思いがちですが、着用を重ねるごとに袖や裾のリブもやや波打ち、まるでヴィンテージを想起させる表情に仕上がっていきます。フランクリーダー自身、そういった経年変化まで頭に入れた「ボディー」や「リブ」のバランスですので、まずはガンガン着てもらって大丈夫です。洗濯も、ネットに入れて「お洒落着用の洗剤」を使ってあげれば問題ありません。冒頭でも書きましたが、「夏場は暑くて長袖なんか無理」という方も多いと思います。だからこそ、夏も快適に使えるこんなアイテムは、持っておくとコーディネイトの幅がぐっと広がります。
真夏でも、Tシャツ、タンクトップの上から羽織ってボトムは短パンで充分かっこいい。これが当店のオススメする、ほかと差のつく夏のスタイルです。
まるで生物のように日々成長する『FRANK LEDER』の洋服
最後に、これはあくまで僕の個人的な感想ですが、『FRANK LEDER』のアイテムはすべて、購入後1シーズン目は他の洋服とさほど変わらないのに、1年ほど着続けたあたりで、なんとも言えない独特の雰囲気に成長していくのを体感します。それはきっと、丁寧に時間をかけ作られた生地であったり、主に使用しているヴィンテージファブリック、アンティークボタンなどが、袖を通し着用を重ね、日光に当たったり風が通ることで、初めて一つの洋服に仕上がっていくからなのでは、と思っています。
良い服にはそれ相応の価値が必ずあります。まだ『FRANK LEDER』の魅力を知らない方にも是非体感していただきたい。
まるで生物のように日々成長する洋服。それがこのブランド最大の魅力です。