S&S / INFORMATION Sep 11, 2026
Text:OKAZAKI MASAHIRO
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お盆が過ぎてようやく過ごしやすい気温になってきましたがいかがお過ごしでしょうか。
さて、明日9月12日より20日まで、徳島の革職人が運営する ghoe とPainted Blankのコラボレーションにより生まれた、レザーベルトのオーダー会をSLOW&STEADYにて開催いたします。


Painted Blank × ghoe 「PG-01」Order Exhibition
2026.9.12(Sat) – 9.20(Sun)
@SLOW&STEADY
12:00-20:00

J&F.J BAKER

今回の「PG-01」に使用した革は、J. & F.J. Bakerという150年以上にわたり伝統を受け継ぐ、英国唯一のオークバーク鞣しのタンナーで製作された牛革です。樫(オーク)の樹皮から抽出したタンニンを用い、原皮をピット槽に沈め、1〜2年以上もの歳月をかけてじっくりと鞣す。そんな古来より続く伝統的な製法によって生み出された革は、しなやかかつ堅牢で使い込むごとに味わい深い表情を見せてくれます。

自分だけの一本を手にする喜び

上の写真は、今回のイベントに合わせて、ghoeの田岡氏に特別に製作していただいた採寸用のベルトです。使い込むうちにわずかに伸びることを考慮し、実際の製品と同じ革、同じ幅で仕立てていただきました。このサンプルを用いて、お客様お一人おひとりのウエストを丁寧に採寸し、その方にふさわしい長さの一本をお作りします。

上質な素材と職人の手仕事に加え、自分のためにあつらえられるという特別な体験。時間とともに艶を深め、やがてその人だけの表情へと育っていく一本を手にする高揚感を感じていただけたら幸いです。

お互いの10年

今から10年前、当店では田岡氏とともに、ベルトのオーダー会を開催しました。わずか2日間の会期で、ご用意したすべてのベルトが完売したことを、今でも鮮明に覚えています。それから10年。私自身はPainted Blankを立ち上げ、自らのものづくりと向き合い始めました。そして田岡氏もまた、革職人として黙々と技を磨き、素材と手仕事への探求を重ねてきました。

そして今回、その田岡氏が長年にわたり試行錯誤を続けてきた、オリジナルの真鍮バックルがついに完成しました。互いに歩んできた10年という歳月と、それぞれが積み重ねてきた経験。そして、ようやく形となったバックル。すべてが一つの線で結ばれたことで、今回のコラボレーションが生まれました。これは、単なる復刻でも、懐かしさから生まれた企画でもありません。10年前にはつくることのできなかった、今の私たちだからこそ辿り着けた一本です。

ベルトは、決して装いの中心に立つものではありません。それでも毎日、手に取り、長い時間をともにする、最も身近な道具の一つとも言える大切な道具です。だからこそ、華美な装飾ではなく、あくまで上品かつ高級感のある見た目と、使うほどに愛着が深まり、身につけてきた時間そのものが価値になる一本を届けたいと考えました。

何気ない日常の装いを支えながら、やがてその人らしさを映す存在へと育っていく。今回のベルトが、皆様にとって長く手放すことのできない一本になれば、これほど嬉しいことはありません。10年という歳月を経て、再び田岡氏とともにお届けする特別な一本となります。ぜひこの機会に手に取ってお確かめください。

この記事を書いたひと
岡崎 昌弘OKAZAKI MASAHIRO | at_slowandsteady
1981年生まれ SLOW&STEADY 代表。18歳の時より地元の古着屋へ勤務。その後同じく県内のセレクトショップ勤務を経て2013年「SLOW&STEADY」をオープンさせる。ブログとは別で文章形SNS『NOTE』にて洋服にまつわる記事を毎日更新しています。 『NOTE』 https://note.com/slwanstdy
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