今回も高知は Antique door さん監修のもと、様々なアンティーク什器が全体の雰囲気を無骨に演出。
会場中央には生花店 soto さんによる巨大なクリスマスツリー。随所に散りばめられた植物も全てsotoさんの作品。
男っぽさだけでなく、可愛さや儚さみたいなものまで感じることのできる、とても素晴らしい空間に仕上がりました。
さらに今回は高知でビンテージストーブを販売している通称クレイジーさん(ビンテージストーブ愛が強すぎて周りからそう呼ばれているそうです笑)も参戦して頂き、これがまたどれも胸をくすぐる物ばかりで、より男の秘密基地のような質感に…。
1週間を終えて思うのは「本当に楽しかった」その一言につきます。
右も左もわからず高知へ飛び込んだ9月。僕の不安をよそに結果的には沢山のお客様に出会うことができました。
そしてそれを経て今回2度目の高知。高知という土地に少し慣れてきたこともあってか、気候とは真逆のとても暖かい空気感、安心感の中で、今回も充実した時間を過ごさせていただきました。
いつもご協力いただく各店舗さんにはそれぞれ、当然ながら常連の方やファンの方が沢山いらっしゃいます。
前回はありがたいことに、そんなお客様がSLOW&STEADYの洋服を手にとってくださる光景も多かったように思うのですが、今回はそれ以上に「洋服を見に来てくれる方」が確実に増えたのを実感することができたのも個人的にとても嬉しいことでした。
SLOW&STEADY KOCHI というひとつのチーム
Antique doorさん、sotoさんをはじめ、茶房古古さん、国友農園さん、カフェポルタさん、yumocaさんと、
業種もスタンスもそれぞれ異なりますが、それぞれが高知でしっかりとファンの心を掴みながら、日々良いものを提供・発信したいとしっかりとこだわりを持たれています。
今では、もう一つのチームみたいな感覚。
だからこそもう一歩先へ。このチームならもっとこの企画自体を多角的に成長させていけるんじゃないか、という気がしています。
もしかしたらその時には SLOW&STEADY という冠も要らないのかもしれません。
そしてこの方が、そんなチームのリーダー。
この企画の立案者であり、僕が10代の終わりに通っていた洋服屋さんの店長。僕の洋服の原点とも言える先輩です。
後輩の僕がいうセリフでは決してありませんが、改めてお客様の対応が上手い(笑)僕が手一杯な時にはスッとお客様の側に行ってくれる感じや、お客さんの疑問を察し、押し付けることない会話など。それも全て服の知識や当店の洋服の本質をしっかりと理解していただいているからこそ。うちのスタッフもこの場にいればきっと勉強になるだろうなぁと感じていました。
最終日には1週間の疲れで声がガラガラになるまで、常に蛸蔵で場を盛り上げていただき、感謝の言葉しかありません。
さらには先輩の奥様まで多忙の中、少しの時間でもと足をお運びいただき、接客から雑用まで手伝って頂きました。
まるで姉さんみたいな心強さを、たまに炸裂する天然がいい具合に引き立てていて、最高に場を和ませてくれていました。今や影の立役者と行っても過言ではありません。
そんな僕が出会った高知の人は、見事にみんなあったかくて明るくて裏表のない気持ちの良い人ばかり。高知ではそういう性格の男性を「いごっそう」女性は「はちきん」と呼ぶそうです。
そんな「いごっそう」で「はちきん」な人らに囲まれて、自分がセレクトした洋服を販売できる。自分はこの上なく幸せ者です。
最後に
SLOW&STEADY KOCHI 、正直当初は自分のことで手一杯だったわけですが、2度目を終えた帰りの車内では、少し先のことを考えることができました。
今回この企画を思い立たなければ当然出会うことのなかった特別なご縁で繋がった高知の沢山の方達。そんな方々に対して、感謝だけでなく具体的にこれから僕は何を返していけるか?
そういう先のことを考える余裕ができたのも結局はそんな高知の皆さん、そして拠点となる徳島をしっかりと支えてくれているお客様とスタッフがいるお陰なわけで…、本当に僕は人に恵まれていると実感しています。
良い空間と良い物、そして人。それらが揃えば、自然と人は人を呼び、思いがけない力になります。そんなことを毎日、肌で感じることのできた7日間であり、僕自身も沢山のことを学び徳島へと持ち帰ることが出来た、かけがいのない7日間でした。
次回の予定はまだ決まっていませんが、春あたりにまた開催予定です!!
徳島の方も、ぜひこれを口実として(笑)高知へ遊びに行ってみませんか?
最後になりましたが、ご来場いただいたお客様、ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!!