S&S / INFORMATION Jun 29, 2021
Text:Yohei Sato
7月7日は七夕です。僕自身も幼い頃、夢や欲しいものが多すぎるあまり短冊にかける紙が何枚あっても足りませんでした。幼きあの頃に立ち返り、僕が今欲しいと思う3点を紹介します。
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明日は七夕ですね。小さい頃を思い返せば、笹に願いを込めた短冊を書き本当に願いが叶うと信じていました。何を書いたかまでは思い出せませんが、今一度願いを込めるつもりでブログを書きます。

KLASICA”1951(NW)”

風合いも機能性も兼ねそなえたパンツがあればどれほど幸せなのだろう、そんな願いを叶えてくれたのはKLASICA”1951(NW)“でした。ヨーロッパの伝統的な洋服をモチーフにした洋服が大半を占める当店で洋服を嗜んだ僕は”機能性”の高い洋服に多少抵抗がありました。そんな僕の視野を広げてくれたのが軽量で雨にも強いこのウェザークロスと呼ばれる生地でした。

ウェザークロスは機能性はさることながら、シワ感のある独特の風合いも魅力的。 また、高密度で織られた生地は耐久性も高く、黒色がフェードする様は、個人的には”THE NEW VINTAGE”になり得る一本ではないかと密かに思っています。ベルトレスで履けるのも◎ 今一番欲しいアイテムです。

FRANKLEDER”BALTIC BLUE DYED VINTAGE BEDSHEET SHIRT STAND COLLAR”

「夏とはいえ気合いをいれて洋服を楽しみたい」そんな僕の目線の先には必ずFRANKLEDERのスタンドカラーシャツがいつもいます。袖を通した際には、シーズンごとに微妙に異なる独自の生地感に心地良い緊張感を感じてしまいます。

FRANKLEDERがバルト海の壮大な海を意識したというこの深みのある青の美しさに心踊るのは僕だけでしょうか。入荷してからずっと僕の心の欲しいものリストから外れることのない一着です。

PHIGVEL”SEERSUCKER CHECK SACK JACKET”

真夏でもTシャツ一枚では心もとない僕はPHICVELのシアサッカージャケットが大好物。凹凸した表面で皮膚と生地の間に空間を生み出し、風通しを良くしたシアサッカーは夏を涼しく過ごしつつオシャレを楽しみたい僕にとっては理想の生地。また、シアサッカーは日本ではしじら織りと呼ばれており、発祥の地が徳島という事で当店に大変所縁のある生地になっています。

薄手の生地でありながら重みあるトラッドなチェック柄に加え、着まわしのきくカバーオールタイプというのも嬉しいポイントです。

洋服が与える気付き

僕は、購入した洋服や欲しいと思っている洋服は今現在意識していないような気づきを近い将来与えてくれると思っています。例えば、僕はその1つが生地への探究心でした。

シルエットが抜群とかこのアイテムが欲しいからといった理由で購入したつもりだった洋服ですが、実は自分の好きな生地感を求めて購入していたもかも知れません。この機会にみなさんも洋服のラックを眺めて、千差満別、様々な生地を眺めてみてください。購入した際には意識していなかった”気付き”があるかも知れません。

短冊に願いを

今回は七夕ということもあり、僕が今欲しいと感じる3つの洋服を紹介させていただきました。たまには童心に立ち帰り、短冊に書くつもりで自分の欲しいものを頭の中で整理してみるのも面白いかもしれませんね。

この記事を書いたひと
Sato YoheiYohei Sato | at_slowandsteady
1997年生まれ。2020年よりSLOW&STEADY スタッフとして勤務。洋服を通して様々なことを日々勉強中。
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