S&S / INFORMATION Jan 26, 2026
Text:OKAZAKI MASAHIRO
2月1日から2週間にわたり開催するビンテージウォッチイベント。改めてその魅力について書きました。過去に配信したPODCASTと合わせてご確認ください。ご来場、お待ちしております!
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■ Timeless Treasures
開催:2026年2月1日(日)~ 2月15日(日) 12:00~20:00
会場:SLOW&STEADY

本物のビンテージウォッチの魅力をひとりでも多くの方に伝えるべく、渋谷区松濤にあるビンテージウォッチショップ「ECW SHOTO」全面協力のもと今回で3回目となる当イベント。
会期中は ECW SHOTO が厳選するビンテージウォッチを、特別に SLOW&STEADY にて展示・販売いたします。
展示・販売される時計はすべてオーバーホール済み、ご購入後は併設する修理工房による万全のアフターケア体制を整えております。
いずれも一点物、非常に貴重なアイテムとなりますため、お求め希望の方は何卒お早めのご来店をお願いいたします。
どうぞ、時代を超えた名品との出会いを、存分にお楽しみくださいませ。
※展示・販売される商品の詳細については、SLOW&STEADY(Tel 088-678-5145)まで、どうぞお気軽にお問い合わせください。

改めてビンテージ時計の魅力とは?

今回、3回目の開催に加えて、すでにその魅力を堪能している方も多くいらっしゃるとは思いますが、改めてビンテージ時計の魅力について書いてみようと思います。

なぜ、私たちはこれほどまでに、古い時計に心を惹かれるのか。
それは決して「古いから」「希少だから」といった理由だけではありません。今回のイベントでピックアップしたビンテージウォッチに共通しているのは、そぎ落とされたようなミニマルなデザインです。過度な装飾を排し、必要なものだけを残したその佇まいには、不思議な品と説得力があります。

そして、その静かな外観の内側には、職人たちが丹念に作り上げた、芸術作品とも言えるムーブメントが息づいています。
目に見えない部分にこそ最も手間と思想が注がれている。いわばひとつのひとつが完成された美しい道具であり、普段の装いを高みへ持ち上げてくれる物です。それこそがビンテージ時計の本質的な魅力なのかもしれません。
さらに、一本一本の時計には、それぞれ異なる時間と物語が刻まれています。

文字盤の焼け、ケースの擦れ、小さな傷。それらは欠点ではなく、これまでの人生を映した歴史のようなものです。
私たちは、時計そのものだけでなく、その個体に宿った背景も含めて身に着けているとも言えるでしょう。
主張しすぎず、それでいて確かな存在感を放つ。

コーディネートにおいても「足し算」ではなく、「引き算」で完成度を高めてくれる存在です。派手な装飾で目立たせる
のではなく、余計なものを削ぎ落とし、自分にとって本当に必要な一本だけを選ぶ。
その姿勢は、私たちが日々向き合っている洋服選びとも、どこか重なります。ビンテージウォッチの魅力とは、
時間を測る道具であると同時に、美意識や生き方を映す鏡のような存在であること。
そして、身に着ける人の人生とともに、さらに深みを増していく存在であることなのだと思います。

今回のイベントでは、そんな“引き算の美学”が詰まった時計たちが並びます。
すでに魅力をご存知の方にも、これから出会う方にも、
新たな一本とのご縁を感じていただければ幸いです。
皆様のご来場、心からお待ちしております。

※先週のpodcast含め、過去数回にわたり江口時計店代表の江口氏をゲストに招き、その魅力を語っていただいております。
予習も兼ねて改めて聴いてください。

S&S PODCAST 「Backyard to Closet」

#218|アンティークウォッチの魅力「引き算と洋服との相性」から考える洋服トーク。

#168|時を超えて愛すべきモノ「Timeless Treasures」から考える洋服トーク
https://open.spotify.com/episode/5o0cfJRZUK21TRMxLcGr62?si=zH02O45UTO-pK4rG5ASGrA

#135|時を味方にする「ビンテージ時計」から考える洋服トーク。Guest: ECW SHOTO 江口大介(前編)
https://open.spotify.com/episode/1jNXWVTM61WQm3aFF66OpR?si=BUhNOOqHT928FKFhWvDwVw

#136|時を味方にする「ビンテージ時計」から考える洋服トーク。Guest: ECW SHOTO 江口大介(後編)
https://open.spotify.com/episode/1XYeUxJj8wvS4ZDpGVjWny?si=qFXwtBPxSWePkORYEX-bFA


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この記事を書いたひと
岡崎 昌弘OKAZAKI MASAHIRO | at_slowandsteady
1981年生まれ SLOW&STEADY 代表。18歳の時より地元の古着屋へ勤務。その後同じく県内のセレクトショップ勤務を経て2013年「SLOW&STEADY」をオープンさせる。ブログとは別で文章形SNS『NOTE』にて洋服にまつわる記事を毎日更新しています。 『NOTE』 https://note.com/slwanstdy
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