S&S / INFORMATION Dec 8, 2024
Text:Ueno Yuto
今回は冬の醍醐味と言っても過言ではないベストスタイルを3つご紹介いたします!
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こんにちは。SLOW&STEADYスタッフ勇登です。

SLOW&STEADYのスタイルの1つと言っても過言ではないベストスタイル。昔からSLOW&STEADYはスタッフも常連さんもベストを着ている人が多いと言われていますが、それは今も健在です。そこで、今回は現在店頭にあるアイテムからこれは特におススメしたいというイチオシのベストを3つ選びましたので、ご紹介しようと思います。皆さまぜひ、ご一読ください。

【PHIGVEL】FAIR ISLE KNITTING VEST

まずご紹介するのは、モヘア糸とシェットランド糸をミックスして制作されたニットベスト。3種類の糸を使用し編み立てられたフェアアイル柄が特徴となっております。

フェアアイル柄とは英国スコットランド北東の海に浮かぶシェットランド諸島・フェア島が発祥となっているためつけられた名前です。アイル(Isle)はアイランド、つまり島を意味しています。もともとはフェア島の漁師が冬の冷たい海風から身を守るために身に着けていたセーターやベストに使用されていたのがこの柄になります。

通常はシェットランド糸のみでつくられますが、このニットベストはモヘア糸もミックスしているため、非常に奥深い表情に仕上がっています。個人的にはどこかノスタルジックで可愛らしい印象を受ける柄ですので、男性女性問わず着用していただきたい一着ですね。

英国風の雰囲気を活かし、かっちりとしたシャツに合わせるスタイルはもちろん、漁師のためのワークウェアという背景に合わせてデニムやサーマルなんかに合わせて頂いても良いという汎用性の高さも魅力的です。

【VETRA】WOOL MELTON VEST

続いて、VETRAより上質な光沢のあるウールメルトンベストです。先ほど紹介したベストとは一変、柄もなくスタンダードなシルエットになっていますのでより一層年齢問わず、どんな方にも手に取っていただきやすい一着となっています。

シルエット自体はスタンダードで癖がありませんが、素材の持つ重厚感は別格となっています。ほとんど黒に近い濃いネイビーカラーは一枚での着用はもちろん、アウターの中に仕込んでも存在感・高級感はともに抜群となっています。耐久性も十二分にありますのでメンテナンスに関しても、軽くブラッシングしていただくだけで大丈夫です。

メルトン生地特有の保温力や撥水性の高さ等の機能面に優れているのも◎。

【FRANK LEDER】BROWN VINTAGE WOOL VESTOVA

続いて、FRANK LEDERよりブラウンウールベストをご紹介いたします。ブラウンを主軸にところどころに散りばめられたゴールドの糸がアクセントになっており、非常にゴージャスな雰囲気のある一着です。

初見では「アクが強く、癖のあるアイテムなのでは?」と思ってしまいそうなほど、存在感のある生地が使用されていますが、着てみると意外とすんなりどんな洋服にも合わせて頂けます。これもフランクリーダーのパターンワークの賜物でしょう。なので、そこまで邪険に捉えず、ブラウンのウールベストを着る感覚で合わせて頂ければと思います。この辺りはぜひ店頭で着用して試していただきたいです。

袖口・ポケット・襟元に別のヴィンテージ生地が使用されており、これもスッキリまとまった印象になるのに一役買っていますね。

人はどんな時にベストを着るのか?

昔は防寒着の1つとしてベストは上流階級から労働者階級に至るまで、多くの人に愛されてきました。しかし、昨今では防寒を目的としてベストを選ぶということはあまり考えにくいですね。では、人はどんな時にベストを着るのでしょうか。理由は人により様々です。例えば白Tやサーマルだけでは何か物足りない時やいつもと雰囲気を変えたい時など…

僕はというと、ベストを着用すると身が引き締まるというか、背筋が伸びるというか、そんな気がするので大事な日だったり、気合を入れたい日は高確率でベストをチョイスします。今回ご紹介した3アイテムは特に、どちらの用途でも問題なく使用していただけるアイテムばかりですのでこの機会にチャレンジしてみてください。皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

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この記事を書いたひと
上埜 勇登Ueno Yuto | sas_yuto
2000年生まれ。洋服好きが高じて2023年よりSLOW&STEADYスタッフに。洋服と向き合いつつ日々勉強中。
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