8月も終わり、いよいよ9月となりました。気温も日中はまだ暑いですが、明け方や夜は涼しいと感じる日も増え、秋の到来を肌で感じる今日この頃。店頭にも、徐々にですが秋冬の洋服が入荷し始めています。
シーズンの切り替わり時期というのは毎度ながらワクワク・ソワソワしてしまいますね(笑)。お店の雰囲気全体が変わる感じが何とも言えない高揚感を与えてくれるんです。
少し話が逸れましたが、今回は早々とやってきた秋冬の洋服たちのご紹介!中でも僕が特にオススメしたいヴィンテージアイテムを2型ご紹介いたしますので是非一読いただけたら幸いです。
40-50S FRENCH ARMY M35 MOTORCYCLE PANTS
まず紹介するのが、1940~50年代にかけてフランス陸軍で使用されていたモーターサイクルパンツのデッドストックです。こちらのパンツは製造時期により前期型(M35)と後期型(M38)の2種類に分けられますが、今回ご紹介するのは前期型(M35)となります。
元々、パンツの上から更に履き込むオーバーパンツとして使用されていたため、全体的にかなり大きなシルエットになっています。ウエストもかなり大きく作られていますが、パンツと一体型になっている共地のベルトにて幅広い調整が可能になっており、どんな体形の人にも着ていただけます。このあたりの機能的側面もまさにミリタリーアイテムならではですね。
陸軍で使用されていたということもあり、分厚いコットン生地でかなり頑丈な作りになっていますので、ガンガン着用していただけます。
50S FRENCH NAVY LINEN SAILOR PANTS
続いて紹介するのが、1950年代にフランス海軍で使用されていたセーラーパンツのデッドストックです。近年、個体数が少なくなっており、デッドストック品は非常に珍しいアイテムとなっております
ヨーロッパらしいフェード感のある色味が非常に上品で美しい一着となっております。使用されている素材はラミーという麻の一種。麻の中では強度が一番強く、やや光沢があるのが特徴の素材となっております。独特のシャリ感とコシがあり、かつ通気性も良いという非常に魅力の詰まったアイテムとなっております。
ストレートシルエットを活かすためにハイウエストでシャツをタックインしていただくと、足が長く見え非常にすっきりとした印象を与えてくれます。また、タックインしていただくとセーラーパンツ特有のウエスト回りのデザインを活かせるのも◎。
まとめ
今回は先日入荷した秋冬の洋服たちから2型ご紹介させていただきました。
どちらのアイテムも非常に魅力的で僕も入荷直後、まじまじと見入ってしまいました(笑)。その存在感に圧倒されている横で店長が既に着用していたのはここだけの話(笑)。この様子を見て、ヴィンテージの洋服には世代を超えた普遍の良さが詰まっているなと改めて実感しました。
この洋服たちと共に2023年の秋冬も絶好調のスタートが切れそうです。これからまだまだ秋冬アイテムが入荷してきますので皆様お楽しみに。