FRANK LEDER (フランクリーダー)を代表するアイテムであり、毎シーズン展開されるアイテムがこちらの“DEUTSCHLEDER JACKET” 通称ジャーマンレザー 。いよいよこの ジャーマンレザー を着れる季節になってきました。
今回はジャーマンレザーのご紹介と共に 2Bジャケット を中心としたコーディネートをご紹介したいと思います。
高密度に織り込まれたコットン生地は、極寒のドイツの冬を越す納得の仕様。
ネームにこそ レザー と付きますが、実際には レザー は使用されておらず、生地はコットン100%で作られています。
レザーと呼ばれるようになった所以は時代背景にあり、20世紀初頭はレザーが高価で労働者階級の人達にはとても買えるものではありませんでした。よってソファー等の分厚い生地で作ったジャケットを着て冬を越したのが始まりだと言われており、レザーを買えない労働者達の冬のアイデンティティでもありました。ジャーマンレザー は作ることすら困難でしたが、フランクリーダーにより現代へと蘇ることとなったのです。
高密度に織り込んだとても厚いコットン生地は、実際に着用してもらえば分かるのですが、最初は驚くほど堅くなっています。
それが着用を重ねるごとに徐々に体へと馴染み、最初の堅さが懐かしく思えるほど柔らかくなるアイテムです。
ただ単に堅いだけに留まらず、生地の特性を肌でしっかりと感じ取れる仕上がり。
高密度に織り込まれた分厚い生地によって生まれる防風性は、極寒のドイツの冬を越す納得の仕様だと感じ取れます。
また、着用に伴い生地表面が起毛してきます。それにより表面に空気の層ができることで保温性にも優れています。
冬といえど比較的温暖な気候なら、インナーにニットといった装いでもじゅうぶん暖かい。機能性は間違いありません。
生地の厚さにも引けを取らない大きな アンティークボタン。こちらは1920年代〜30年代のものを使用。
裏面にも 力ボタン を採用することによって堅い生地に負けることなく、しっかり縫製されています。
コーディネイト例
個人的には太めのボトムスと合わせるのが好みです。
こちらは FRANK LEDER の VINTAGE WOOL TROUSER。テーパードのないストレートタイプのトラウザー。
もともとフォーマルすぎずカジュアルすぎない、ちょうど中間に位置するこちらのジャケット。
パーカをインナーに取り入れてグンとカジュアルに寄せてみるのもオススメ。
こちらは Merz b.Schwanen の HOODED SWEATER をインナーに。
厚めのニットももちろんインナーとして活躍。暖かいインナーを着込めばあとはジャケットの防風性で寒さを凌いでくれます。こちらは 当店のニットの定番、別注も大好評頂いた BONCOURA(ボンクラ) “シーマンズセーター” を合わせています。
まとめ
実際の使用感として、私物として購入したのが昨年の秋、今年で2年目でまだ少し堅さは残りますが それでもしっかり体に馴染んできてるのは実感できます。
また、表地に少しずつ起毛が現れ始めシワや光沢も出始めました。
このまま2年、3年、あわよくば何10年も先までしっかりと着込んでいきたいジャケットだと感じます。
例年、入荷と同時に品薄となる人気アイテム FRANK LEDER / フランクリーダー “DEUTSCHLEDER JACKET”
着用する度に体に馴染む、レザーと言わしめてしまうほどに堅く、高密度に織られたコットン生地のジャケットを、あなたも是非一度体感ください。