S&S / BLOG Jun 26, 2016
Text:OKAZAKI MASAHIRO
人が毎日使うことを前提に作られた『moto』の財布は、革に慣れ親しんだ『moto』ならではのこだわりが凝縮されたアイテムです。
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当店が2013年の開店直後から現在まで、継続して展開する『moto(モト)』の革財布。
革職人が細部までこだわって作られる財布は、手染め独特の味のある色合いと、抜群の収納力、そして使い込んだ時の表情など、どれを取ってもバランスが非常に取れています。
そんな中でも今回は『moto』の定番とも言える“ファスナーロングウォレット”“2つ折り”をピックアップしつつ、『moto』の財布の魅力を3つに凝縮して、ご紹介したいと思います。

魅力① 使うほどに馴染み、ツヤを増す、経年変化の素晴らしさ

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▲ 左:スタッフ岡崎 私物 『MOTO』”ファスナーロングウォレット BLACK”(3年程使用)

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▲ 左:お客様 私物 『MOTO』”ファスナーロングウォレット BLUE”(1年程使用)

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▲ 左:スタッフ武田 私物 『MOTO』”2つ折り BLACK”(3年程使用)

まずご覧の通り、『moto』のアイテム最大の魅力はやはりこの「経年変化の素晴らしさ」。
革製品は総じて使用年数に応じて、艶が出て魅力を増すものですが、『moto』の製品は特にその素晴らしさを、半年も使用すれば実感していただけるはず。
それは、アイテムそれぞれの個性に合わせ「最適な革」を選択していることや、経年を考えての「手染め」などに起因しており、「革人形アーティスト 本池秀夫氏」を父に持ち、幼少時代から革に慣れ親しんだ、革のサラブレッドとも言える「本池兄弟」だからこそ生み出せる職人技です。

そして忘れずにお伝えしたい、何年使用しても、気軽にメンテナンスや修理を頼めるというところも、『moto』の製品が多くの人に愛用される理由の一つです。

魅力② 抜群の収納力

当然のことながら、『moto』の製品は財布としての機能(収納力)も抜群。
『moto』の収納力の元となっている点は大きく2つあって、まず1つ目が大きな「マチ」(財布で言えば開いた時の幅を出すためのパーツ)

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▲ 『MOTO』”ファスナーロングウォレット” マチ部分

“ファスナーロングウォレット”では、センターを境に、左右にそれぞれ「カード」や「お札」を収納できるのですが、中央に付いた「カードポケット」に10枚以上のカードを入れても、この大きなマチがありますので、余裕をもってジッパーもスムーズに開閉できます。

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▲ 『MOTO』”2つ折り” マチ部分

“2つ折り”では、ご覧の通り、小ぶりなシルエットから想像できないほど、コインケースも大きく開きますので使いやすく大容量。このサイズの2つ折り財布の中でも抜群の収納力です。

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そして『moto』の収納力の元、2つ目がこの「最小限に作られたポケット」。
多くの人が勘違いしがちなのですが、「ポケットの数が多い=収納力が高い」というのは間違い。ポケットが多いということは、その分、革のパーツを多く使うということ。ですので、そのパーツ分だけ財布の空間が小さくなります。なので財布としての機能である「収納力」を求めるなら、革の特性を生かし最小限のポケット数でうまく作られているものを選ぶべき。
上の写真”ファスナーロングウォレット”は、馴染んでくることでカード類は軽く25枚〜30枚は収納可能。中央のコインポケットも取り出しやすくて大容量です。(ちなみにこちらの写真で言えば、数えてみるとカード32枚収納されていました)。

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“2つ折り”も同様。上の写真はスタッフ武田の私物ですが、このサイズ(縦9cm×横14cm)でカードが22枚が収納されていました。

魅力③ 素材感を引き出すシンプルな見た目

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そして、やはり何と言ってもこの美しい「ルックス」に尽きます。
展示会の際に、デザイナーの本池氏より「motoの財布はカードやコイン、お札を入れた時のシルエットや、革がどう伸びていくのかもしっかり考えて作ってる」
と説明を受けたのですが、このポケットにもカードを詰め込み、コインも入れた状態で、中央が丸く盛り上がる状態で正解。このような形になるのが、財布の収納力を生かした正しい使い方であり、デザイナーの意図したシルエットなのです。

考えてみると、外食に行ってもコンビニでも、自動販売機でジュースを買う時にさえ、「財布」って何気ない場面で人目にさらされることの多いアイテム。
結局のところ、僕個人が『moto』の財布を使い続けている理由は、選びぬかれた素材とその経年変化、機能性に加えて、単純に「見た目」です。
個人的には、初見でどこのブランドものか、人から判断される物は持ちたくない、そして常に持ち歩く物、まして大事なものを入れるアイテムは極力シンプルで素材感の良いものを選びたい。
そう言った点でも、『moto』の財布は、今まで使ってきた中で確実にナンバーワン。気分で色を変えることはあっても、10年先もこの財布を使っている自信が僕はあります。

あなたは長財布派? それとも2つ折り派?

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今回、『moto』の財布の中でも”ファスナーロングウォレット”と”2つ折り”の2タイプをご紹介してきたわけですが、ご覧のように『moto』は定番の型にカラーバリエーションも毎回豊富。「どちらを選ぶか」というのも皆さん当然悩まれるところです。

「収納力」「お札が半分に折れない」「外出時はいつもバッグに財布を入れる」という方は”ファスナーロングウォレット”、「コンパクト」「財布は常にポケットに入れ持ち歩く」という方は”2つ折り”が最適かと思います。

個人的に僕は、カードや領収書なんかを入れておくことが多いので、ラウンドファスナーが安心、という点で普段は”ファスナーロングウォレット”を使っていて、釣りなどのアウトドアへ行く際には、コンパクトな”2つ折り”を使用しています。そうやって両タイプをシーン別で使い分けるのも良いんじゃないでしょうか。

メンテナンス方法について

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最後に、革製品ですので、長く愛用するためにも、普段のメンテナンス方法について。
定期的なメンテナンスに当店がおすすめしているのは『COLLONIL(コロニル)』の“ライニガー”“1909シュプリームクリームデラックス”

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革の状態を見ながら、ではありますが、基本的に目安として月に一度ぐらい、”ライニガー”で汚れを落としたあとに、”1909シュプリームクリームデラックス”で保湿してあげれば問題ありません。
クリームを塗った後に、「ポリッシンググロス」や「ブラシ」などで余分なクリームを落としてあげて下さい。

『元々最高の革などなく、重要なのはどのように選択し作り使われるか。 最終的に人との関係性の先にしか価値は生まれない』

これは『moto』が掲げるブランドコンセプト。その言葉どおり、人が毎日使うためだけに作られた財布。
当店でも持ち始めるお客様が増え続けている不動の人気アイテムです。

男性へのプレゼントに迷われる方も『moto』の財布なら間違いありません。
当店に常時、ラインナップございますので、ぜひ一度、手にとってみてください。

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この記事を書いたひと
岡崎 昌弘OKAZAKI MASAHIRO | at_slowandsteady
1981年生まれ SLOW&STEADY 代表。18歳の時より地元の古着屋へ勤務。その後同じく県内のセレクトショップ勤務を経て2013年「SLOW&STEADY」をオープンさせる。ブログとは別で文章形SNS『NOTE』にて洋服にまつわる記事を毎日更新しています。 『NOTE』 https://note.com/slwanstdy
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