秋冬でも恐らく一番人気だったBONCOURAシーマンズニットの春夏バージョンが入荷しました。ベースとなるのはイギリス海軍が1950年代~1960年代に着用していたシーマンズセーター。それをBONCOURA流に再構築したアイテムです。
ビンテージにもみられるややボートネック(鎖骨ラインに緩やかに沿って作られたネックラインのこと)気味の首回りは非常に使い勝手が良く、一枚でもシャツやジャケットのインナーとしても抜群。ネック裏に施された補強布はデッドストックのブラックシャンブレー。こんな見えない細かい部分のディテールワークこそBONCOURAの真骨頂だと思います。
個人的に大好きなディテールとして裾が裏リブ仕様になっていること。適度に体にフィットすることでジャケットやシャツ・ベストと、どんなアイテムにも相性が良く、上から何を着ても邪魔になりません。当店では「BONCOURAゲージ」って勝手にネームミングしていますが、BONCOURAデザイナー森島さんが、糸から染色に至るまで全て監修しているため、今回のコットン・冬のウール共に単品でもインナーでも、どう使っても秀逸な厚みとコシのある生地感は、「あれ?気がつけば今日も着てる」ってな感じです。
着用頻度が高いアイテムほど、目に見えない「ストレス」は非常に重要。デニム、レザーの様にプロセスを楽しむアイテムは別として、ニットは着ていて不快になるべきではないアイテムだと僕は思っています。どんな方にもお勧め出来る万能性・クオリティー・価格も考慮にいれて当店が自信を持って紹介出来るニットです。