S&S / BLOG Jul 17, 2022
Text:Sato Yohei
初めての経験というのは、一生に一度のかけがえのないもの。今回紹介するアイテムは、僕が当店で勤めて初めて最初に購入した思い入れのある一足。「おしゃれは足元から」それを理解させてくれた大切なアイテムです。
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MOTO スリッポン(クロムエクセル)

今回紹介するアイテムは、当店の開店当初から取り扱いのある『MOTO』のアイテムです。昨日、岡崎が書いた取り扱いの経緯の話も併せて読んでいただけると嬉しいです。

サブタイトルにも書きましたが、このアイテムは約2年前、僕が当店でスタッフとして働き始めて最初に購入した思い入れのあるアイテムです。先日、少数ですが再入荷したのでこれは紹介するしかないと思いブログを書いています。

洋服屋として手に入れた最初のアイテム

働き始めて間もない頃、黒や茶色のレザーシューズは持っていたものの、こんな明るい色の革靴は持っていませんでした。

とにかく1日でも早く洋服屋さんらしく、説得力のあるコーディネートができるようにならなければいけない。そんな風な強迫観念に駆られていました。そこでよぎった言葉「おしゃれは足元から」にすがる思いで手にしたのがこのアイテムだったんです。

シンプルな1枚革製法で、レザーの質感が存分に味わうことのできる贅沢な作り。既に履き皺を与えられたエイジング感が魅力でこれで明日からかなり洋服屋さんっぽくなれるんじゃないかみたいな邪な気持ちもありました 笑

実際、このアイテムを手にしたことで足元がコーディネートに与える影響の大きさを改めて知ることができ、今まで以上に靴や靴下の色選びに気をつけられるようになったと思っています。格段にコーディネートの幅も増え、「この靴にこのシャツを合わせるとこんな雰囲気になるのか」みたいな既に持っているアイテムの理解度も深まりました。

コーディネートの主役は服。靴やカバン、アクセサリーは服飾小物であり、あくまでも脇役(僕の感覚です)目線の高さは自分の身長のあたりにあるし、意識しない限りは相手の上半身に目が行くことになります。

でも、主役が主役だと認識できるのは脇役がいるからです。だからこそ、ズボンやシャツにこだわるのであれば必然的に靴などの脇役にも妥協はしてはいけない。そうじゃないとせっかくの主役が活躍できないんです。

主役の靴

脇役とは言いましたが、僕はこのスリッポンはいつも主役だと思って履いています!

使用されている素材はナチュラルクムロエクセルレザー。皺の谷になる部分から色が徐々に濃く変化します。これは、染料や油分が革の中を移動することで起こる自然現象で、雨水や紫外線の影響も少なからず受けますので、どう変化するかは履いた本人だけのものです。履く環境に左右され、メンテナンス方法でも変化が異なるとても面白い革素材です。

(左)スタッフ佐藤の私物

上質なレザーだからこその経年変化で正真正銘自分だけの一足に仕上がります。

こんな自分だけのアイテム、主役にしたくてたまらないでしょ!

これからの季節は、短パンにFRANK LEDERのベッドリネンシャツなんて最高です。素足に革靴のスタイルは大人の余裕が感じられる僕の大好きなスタイリングの一つです。夏に大活躍なのはもちろんですが、寒くなった季節に白のコーデュロイパンツと合わせたりなんかして一年中楽しめるアイテムです。雨や雪に耐性のある革なので、天候を気にせず履けるのも魅力です。

まとめ

足元が黒ばかりになってしまっている方、経年変化を存分に味わいたい方、レザーアイテム未体験の方、是非一度ご体験いただきたいです。

僕の洋服販売員としての始まりの一足であり、今でもこれからも僕のコーディネートの主役として輝いてくれている大切なアイテム。この機会にぜひ!

この記事を書いたひと
佐藤 洋平Sato Yohei |
1997年生まれ。2020年冬より SLOW&STEADY スタッフとして勤務。 人生と洋服との関係性を、日々探求する毎日。
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