先日入荷したPHIGVELのAVIATOR ZIP UP BOOTS。個人的にも非常に楽しみにしていた一足でありここ最近はほぼこれしか履いていないと言えるほどヘビーローテーション中です。ビンテージのAVIATOR(飛行機乗り)が使用していたブーツを参考にしたというこのアイテム。個人的にグッときているポイントが3点ありますのでお伝えできればと思っています。
程よいボリューム感がもたらす汎用性
まずは程よいボリューム感があげられます。スリムでもワイドでも幅広く使えるシルエット。購入時の適正サイズとしては最初少しキツく感じるぐらいを購入するのをお勧めしています。その理由としてはこのアイテムに使用されている素材に大きく関係しており、個人的にグッときているポイントの2つ目です。
希少素材が放つ魅力:ボックスカーフ
このアイテムはボックスカーフレザーと言われる生まれて3カ月から6カ月の仔牛から作られる皮を「クロムなめし」した革を使用しています。
現在は品質の良い革や食肉を得るために仔牛の時期に屠畜(とちく)することはされていません。死産で生まれた仔牛や身体に障害(骨格が変形して生まれてしまった等)があり長くは生きられない牛の原皮を使っているそうです。
きめ細かく光沢感のある素材は非常に柔らかくシワのつき方も非常に上品です。そんな素晴らしい希少な素材を使っているだけに着用に伴う馴染みも早いです。PHIGVELらしいバランスの取れたシルエットに加わる極上の素材が放つ魅力こそ私がこのブーツが好きな2点目となります。「柔らかく足馴染みも早い」素材の特性を考えればサイズ選びも最初から余裕を持たせたサイズで購入してしまうと少し大きく感じてしまう場合もあります。そんなことも考えればサイズ選びは「少しキツい」ぐらいがベストです。
装いにアクセントをくれるフロントジップ
このブーツの最大の特徴としてフロントジップ仕様であるということが挙げられます。このブログを読んでいるのだからあなたも普段からそこまで派手な洋服を好んで着ていないはず。シューズの中央に金具パーツが入ることで、全体のコーディネートにアクセントを加えてくれます。使用しているWALDES社のジッパーもいつもながら雰囲気良いです。
私の場合、ジップアップのジャケットやパーカーなどをきている時だけは履かないようにしています。
※WALDES:1930年代のアメリカで実在していた歴史あるジッパーブランド。現在は商標を取得した日本の会社が制作しています。
ソールはイギリスのダイナイトですので交換がどこでもできるのも嬉しいところ。
まとめ
普段のスタイルにアクセントと品をもたらすこのアイテム。このブーツは年間を通して今後私のワードローブにおいてヘビーローテーションとなるでしょう。歳を重ねるごとにシンプルかつ色数の少ないコーディネートを好みようになってきていますし、まさに痒いところに手を差し伸べてくれた感覚ですね。
店頭の在庫も残りわずかです。気になる方はお早めに。