S&S / BLOG Mar 6, 2017
Text:TAKEDA KAZUYA
見た目の存在感だけでなく、こだわった機能性が随所に詰め込まれた今季オススメアイテム。
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「2月は逃げる」と言うように2月もあっと言う間で気がつけばもう3月。3月は「去る」、そうなればいよいよ春です。各ブランドからも随時アイテムが届くなか、個人的にとても楽しみにしていたアイテムが PHIGVEL フィッシャーマンズコート です。薄手の生地でありながら抜群の存在感を放つこのコート。もちろんただ存在感の強いアイテムというだけではなく雨などの水に対してしっかりと身を守る機能性が随所に詰まっています。

PHIGVEL フィッシャーマンズコート

フィッシャーマンズコートの名から想像される通り、水辺での使用を前提としていますので、撥水性を活かすため生地にはナイロンポリエステルを使用。
割染糸を使用した芯までしっかりと色の染み込んだ生地です。

雨なんてものともしないぐらいの撥水力。まるでレインウェアを着ているかのような安心感があります。
梅雨どきなどには抜群に活躍するであろうことは間違いありませんが、日常の急な雨って1年通して意外と多くありませんか?
そんな時にも素早く対応できる順応性がこのコートの特徴です。

内側に付いたフラップで水の侵入を防ぎ、撥水では対応しきれない部分もしっかりとカバー。
個人的にはこのフラップも安心感へと直結する重要なディテールだと感じます。

もちろんポケットにも雨の侵入を防ぐ工夫が。
ポケットに収納している小物にも配慮しています。

フードは収納型になっていて、フードをくるっと丸めて収納すれば肉厚なスタンドカラーとして活躍します。
機能性としてはもちろんですが2パターンの首元の演出にも一役担っています。

フード自体、普段はあまりかぶらないわけですが、雨ともなればここぞとばかりにフードが活躍します。他県の人からよく聞きますが、ここ徳島は風が強いそうで春先の強風も含め風と一緒に舞う小さな埃からもしっかりと守ってくれるのではと思います。もちろん徳島に限らず全国的にそういうシチュエーションにも当てはまることです。

この時期なら薄いニットの上から着ていただくのももちろん◎、暑くなればTシャツの上から羽織るのもありです。
薄手で軽量な分、ストレスフリーな着心地であり、カバンにも収納でき、サッと取り出せる利便性も忘れてはいけないポイントです。

生地感や厚みに圧倒されるコートも多い中、薄手でありながら存在感たっぷりのこのコート。そういった部分に頼ることなく機能性で勝負できるコートもそう多くないはず。雨となれば出掛けることが億劫になりがちですがそんな気持ちも払拭するアイテム。雨の日だって楽しくカッコよくコーディネートを、なんだか子供みたいなことを言ってしまいますがそれでもコーディネートはグンと大人な印象になる不思議なアイテムなんじゃないかなと。個人的には趣味の釣りなんかには格別もってこいだと思いを馳せたりしています。

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この記事を書いたひと
武田 和也TAKEDA KAZUYA | ___takeee___
1990年生まれ。2015年1月より「SLOW&STEADY」で勤務をスタート。洋服について日々勉強中!
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