S&S / BLOG Aug 28, 2021
Text:Yohei Sato
使い勝手のいいアウター・パンツと聞いて、真っ先に思いつくのはこのシリーズ。今期は、ジャケット2色とパンツが入荷しております!
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PORTER CLASSICの代表的な定番素材の一つ、コットンモールスキンシリーズが先日入荷しました。

今期は、ジャケット2色とパンツが入荷しております。毎年非常に人気の高いシリーズとなっていて、僕も非常に楽しみにしていました!

モールスキンってどんな生地?

(左:ポータークラシック / 右:私物VINTAGE)

初めに、モールスキンとはどのような特徴のある生地なのか。ご存知の方も非常に多いとは思いますが改めて説明させていただきます。

モールスキンは、モグラの毛皮のような感触のある、厚みのある綿素材です。モールスキンはモール(mole)=モグラ / スキン(skin)=肌という意味。もともとは、モグラの毛皮のことを指していたそうです。

モールスキンは、太い綿糸を生地の片面だけではなく、両面に起毛させながら織り上げています。丈夫な綿素材と言えば、キャンバスやデニムが一般的ですが、モールスキンも非常に丈夫な綿素材として挙げられます。

モールスキンに用いられている綿糸はキャンバスやデニムよりは太くありませんが、密度をとても高くしながら織り上げているので強度があるのです。そのため、フランスでは炭鉱夫などを中心にワークウェアとして活躍していたという歴史があります。

優しい手触りが魅力のポータークラシックオリジナルのモールスキン

モールスキンの特徴は、なんと言ってもその優しい肌触り。一般的に、太い綿糸の使われた丈夫な綿素材はゴワゴワしていますが、モールスキンはやわらかな風合いがあります。

その秘訣は、起毛しながら織り上げているから。そうすることで生地に空気が含まれ、やさしい肌触りとしっかりとした厚みが感じられます。

また、先ほども述べましたが、繊細な生地ではなく丈夫な生地であることを忘れてはなりません。

ガンガン着ていただいて、生地の経年変化を思う存分楽しんでください!

初登場!MOLESKIN FRENCH JACKET

それでは、当店入荷アイテムのご紹介。まずは、ジャケットから。

モールスキンといえばこのフレンチジャケットをイメージする方が多いのではないでしょうか。実は、ポータークラシックのモールスキンシリーズでは、ここまでスタンダードなアイテムは初登場となります!

ポータークラシックらしいゆったりとした身幅と広くとられたシルエットは健在。スウェットやローゲージニットのようなボリュームのあるものをインナーに着ても、かさ張りを感じない仕上がりに。

今期はNAVY(インディゴ染め)とBLACK(硫化染め)の2色が入荷しております。どちらもビンテージを彷彿とさせる色味。着込んでいった後の経年変化が非常に期待できます。

水牛ボタンもポイント。ボリュームがありしっかりと存在感を発揮しており、天然素材であるが故の個体差もお楽しみいただけると思います。

愛される定番のシルエット MOLESKIN CLASSIC PANTS

続いてパンツのご紹介。こちらは、定番の多くの方に愛されるシルエットで登場です!

ポータークラシックの得意とするゆったりとしたテーパードシルエット。

ヒップ周りと腰回りにゆとりがあり、裾に向かってテーパードが掛かった太く丸みのあるこのシルエット。大きめのウエストは、ベルトでギュッと縛る事で絶妙なシルエットに。初めて履いた時、ヒップ周りのなんともいえない快適さに感動したのは今でも覚えています笑

また、レングスも長過ぎず、短過ぎずとてもバランスが取りやすくなっており、かなり幅広いシチュエーションでの活躍が期待できると思います。

愛され続けられる理由

「なんか迷ったらいつもこれだな。」「毎回気がついたらこれ着てるな。」っていう洋服ってあると思います。

なんでこの洋服なんだろうって自分なりに考えて出た答えはシンプルで、「何にでも合わせやすくて、汚れを気にせずガンガン着れる」ってことでした。

今回紹介したジャケット・パンツのシリーズもその答えに当てはまるモノです。夏場を除く3シーズンに対応していて、カラーもベーシックで合わせやすい。加えて、丈夫で経年変化も楽しめるときたら、もうスタメン入りは確定したも同然です。

KENDO、コーディロイそしてこのモールスキンと、ポータークラシックのアイテムは永く愛用することができ、着心地も追求されたアイテムが非常に多い印象があります。そういったアイテムというのは、毎日の自分の生活に寄り添い、時には自分の気分を上げてくれるようなすごい働きをしてくれます。

今回ご紹介しました、ポータークラシックのモールスキンシリーズ店頭での在庫も残りわずかとなっていますが「なんだかいつも着てしまう安心感、ご機嫌になれる洋服」の一つとして皆様のクローゼットに加えてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いたひと
Sato YoheiYohei Sato | at_slowandsteady
1997年生まれ。2020年よりSLOW&STEADY スタッフとして勤務。洋服を通して様々なことを日々勉強中。
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