S&S / BLOG Dec 7, 2019
Text:OKAZAKI MASAHIRO
Photo:Kenta Kannae
小さな頃に初めて体験したことって以外と思えてませんか?大人になってもそんな気持ちを持ち続けたいですよね。14日、時間のある方はぜひお越しください。自分のシューズが蘇り、さらに革のことなら何でも教えてくれますよ。
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開業時から当店を支え続けてくれているブランド、MOTO。現在行っている高知のポップアップや、リメイクシリーズ販売会対談など、ことあるごとに御協力をいただいております。

さて、12月14日より22日まで『MOTO POP UP STORE in Tokushima』と題して1週間にわたり店内でのポップアップを開催します。いつも以上に豊富なMOTOのラインナップに加え、12月14日は本池良太氏も来徳し、お客さんたちのシューズの補色やメンテナンスを行っていただきます。さらにイベントを記念し当店だけのスペシャルな財布をご用意しました。※14日よりWEB上でも販売開始します。

当店インスタグラムをご覧いただいている方は昨日公開した動画でご存知だと思いますが、今回はそのリリースする財布について少しご説明をさせていただきます。

Zipper Long Wallet

形はMOTOの定番、ジッパーロングウォレット。過去のブログでも書きましたが、削ぎ落としたデザインに加え、カードの容量や、コインの取り出しやすさ、程よいサイズ感。僕やスタッフ含め全員がこのモデルを使っていることもあり、当店のアイコン的な財布であり不動の人気モデルです。そんなこともあり、お店の別注品を何か作ることがあるならこのアイテムだろうなってずっと考えていました。

今まで男女問わず沢山の方に販売させてもらいましたが、トラブルや不満などを一件も聞いたことがなく、僕の分かる範囲でいえば皆さん何年かに一度、同じものや色違いを買い直すことはあってもほんとに長く使い続けてくれています。

Whisky Horse Crust

左:素の状態。右:オイルアップ後1ヶ月弱使った私物。

使用している革は今回特別にMOTOにご用意していただいたものです。革の聖地ともいえるイタリアトスカーナのタンナーのもので、全く革に化粧を施していない、いわば “すっぴん状態” の非常に希少な革です。製品はMOTOの手により1点1点オイルアップや染色をしていただいています。

動画でも良太さんが話していたとおり、世界的にみても非常に珍しい素朴な革。すっぴん状態だけにオイルを入れれば驚くほどツヤが生まれ、まるで何年も使ってきたかのようなアジのある表情になります。ブラックは素の状態を手染めで黒く染めていただいたものです。使用に伴い中の茶色が浮き上がってきます。それを黒く補色してもいいし、独特の色を楽しむもよし。

革についた傷などを顔料や塗料を用いて、見た目が綺麗に見えるようにして作られる革製品が大部分を占める中で、それを包み隠さず使用する。それって本当の意味で革本来の趣を最大限に活用するということ。でもその無垢な状態をうまく昇華するのは誰しもができることではない。だからこそ、幼い頃から革という素材に慣れ親しんできた本池兄弟だからこそできることではないかと思うんです。

そしてこの革については「良太さんの思う当店らしい素材でストーリーのあるものでお願いします」という、僕のリクエストに対してのMOTOなりの回答でもあります。初めて見た時、この全く飾らないありのままの革の姿が生み出す荒々しさや生命力に心を打たれ、即決でお願いしました。

ジッパーについて

上:レギュラーのBROWN 下:今回の別注アイテム

先ほども書きましたが、形についてはMOTOがリリースしているものと全く同じ物です。レギュラーと違うのはこのジッパーのカラー。ブラックはレギュラーと同様にブラックですが、ウイスキーカラーに関してはレザーの質感をより楽しんでいただけるように同色のものを採用しました。

SLOW&STEADY ネーム

今回特別に内側に入れていただいた当店の刻印は、MOTOが今回のために制作してくれたものです。これは完全に自己満足ですが当店のロゴは点線と線が店名の外に入っています。この財布の周囲に施されているステッチとジップ。あえて線を入れず、それ全てを含めてロゴが完成するように刻印していただきました。

メンテナンスについて

メンテナンスは非常に簡単です。当店で扱うコロニルやMOTOのクリームを薄く塗り、あとはクロスで磨くだけ。驚くほどツヤがでます。汚れがひどい場合は一度クリーナーをかけて、オイルアップしていただければと思います。

体験すること

MOTO STYLE STORE 岡山

「父親と二人の兄、プラス自分。全員が表現者でありデザイナー。だからこそ幅広いラインナップがある。それが一つのブランドにまとまるのは家族だから。そんなドメスティックなメーカー他にはないと思う。 -本池良太-」

後日改めてご紹介しますが、この良太さんの言葉は沢山の歴史あるシューズブランドが存在する中で当店はなぜMOTOを選んだのか。その答えを代弁してくれたような気がしました。14日に来徳していただく良太さんは偶然にも自分と同じ年。全く環境は違うけど同じ物や時代を見てきたからこそ、思うことや考え方が近かったりするのかもしれません。

“自分がもしお客さんだったらどんなお店に行きたいか” ってよく考えます。考えた先で、凹むこともしばしばあります。まだまだこれから超えていくべきハードルは無数にあります。ただ、こうやって作り手とお客さんたちを繋げること、人に寄り添い、みんなで一緒に成長していける場所を提供すること、それこそ当店の存在理由です。

だからこそ、店に来てくれる方たちには、普段の何気ない会話でも、こういったイベントでも、物を手にする..その手前にある “良質な体験” を重ねてほしい。それが先々、みんなの人生において良い影響を生んでくれると当店は信じてます。

そんなわけで、皆さん14日は手持ちのMOTOのシューズを持参してください!作り手さんが直接メンテナンスを施してくれ、説明してくれるってそうないです。革のシューズについてこの機会にメンテナンスや保存方法も含め、興味のあることはしっかりと聞いておいてください。

皆さまのご来店を心よりお待ちしております!!

岡崎
この記事を書いたひと
岡崎 昌弘OKAZAKI MASAHIRO | sas_okazaki
1981年生まれ SLOW&STEADY 代表。18歳の時より地元の古着屋へ勤務。その後同じく県内のセレクトショップ勤務を経て2013年「SLOW&STEADY」をオープンさせる。
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