S&S / BLOG Jul 3, 2018
Text:OKAZAKI MASAHIRO
Photo:Kenta Kannae
2018年も残り半分を切りました。そんな訳で今回は個人的に上半期買ってよかったと思うものを数点紹介したいと思います。
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今回はいつもと違ってかなり個人的な記事を書いてみようと思います。2018年上半期、僕(岡崎)が購入させてもらった物の中から特に良かったと思うものを数点紹介したいと思います。

【SLOW&STEADY “5th station” Special】ワークジレ (BONCOURA)

「いきなり店の別注紹介するんかい!」ってツッコミはあるでしょうが、このベストは本当に作って良かったと心から思っています。何せ使いやすくて通年着れる。あとストライプの効果なのかワークウェアーでありながら上品な印象にも。ウォバッシュといえばアメリカの王道って感じですが、どんな洋服でもある程度うまくまとまってくれる感じがあります。特にこれからの季節さらに着用頻度が上がる予感です。数年後のエイジングもどうなるのか楽しみです。

GOAT LEATHER BOHEMIA SHIRT (frank leder)

今期のフランクリーダーを象徴するボヘミアンシルエットのレザーシャツ。袖丈は自分仕様に直しましたが、圧倒的存在感に展示会の段階から一目惚れ。上質な山羊ですので汗にも比較的強く、さらっと羽織るだけでさまになる。たくさん重ねて着るのも面倒くさいって僕みたいな性格には本当にありがたい一着。このアイテムしかり、フランクリーダーのレザーアイテムには毎回やられがちです笑。

DOT&LINE〈S&S Progress stall〉 (BUAISOU)

申し訳ない事にまたまた別注アイテムです。個人的には試行錯誤の時間も長かったせいか特に思い入れも強めなのでついつい…。ジャパンブルーっていうのか、この藍染独特の何ともいえない色合いって日本人の肌の色との相性は抜群だと思います。薄着でシンプルな装いにはこれでもかってぐらい巻いてますが、生地感も上品すぎるより僕はこれくらい雑味がある方が好きなんだと気づきました。このストールを製作したことで人間関係も広がったし、地元の事も前以上に好きになることができました。僕にとっては “物を超えた価値” を生んでくれた大切な一品です。

ヘビーウェイトポケットティー (BONCOURA)

先日再入荷した、ボンクラのポケティー。まるで薄いスウェットかと思うほどの肉厚生地。たまに「暑いんじゃない?」って言われる方もいますが、汗を大量にかく夏場って、汗をどれだけ生地が吸ってくれるかってのも快適に着る上で重要です。上質な糸をブレンドしたこのボディーだからこそ、生地に比例して汗の吸水も半端なく、肌触りもしっとりと気持ち良いんですよね。着てて快適かつ、体が透けない、着るほどに体に馴染む。これは僕の中で無くてはならない永久欠番入りを果たしました。

DECK SHOES (PHIGVEL)

恐らく、一年で340日くらいは革靴を履いていると思います。別に革靴しか履きたくないって訳でもないんですが、どうしても気持ちが締まらないんです。じゃあ何故スニーカーって思うかもしれませんが、「このライン一本いらない」とか「ソールも同色ならいいのに」とか、そんな個人的に思ってる”痒い” ところをクリアにしてくれるのが定期的にリリースされるPHIGVELのスニーカーだったりします。特に今回のデッキシューズは僕の中で100点満点でした。形も履いた感じも軽くならないっていうのか、正にちょうど良いんです。今年、何を思ったのか、ほとんど練習もしていないのに軽いノリでフルマラソンを走ってみました。無事完走できたのは嬉しかったんですが、案の定、数週間に渡り足のハレと激痛でスニーカーしか履けない状態でした。そんな時もかっこよく履けるこんなスニーカーがスタンバイしてくれてたからそこらへんは安心でした 笑。数少ない僕のスニーカーを支えてくれてるPHIGVELには毎回感謝の気持ちでいっぱいです。

レザースリップオン (MOTO)

….苦節3年やっと買えました笑。当店では夏の定番としてかなり人気の高いこのアイテム。僕の中では先ほどのPHIGVELのスニーカーと革靴のちょうど中間的ポジションです。ローファーとも違うし、楽に履けるけどカジュアルになりすぎない。あとほんと履きやすい。「こればっかりになる」ってお客さん達が言ってましたが、今になってようやくその気持ちがわかります。年齢、洋服のジャンルを問わずお勧めできるアイテムです。

1957年 手巻き時計 ムーブメント:cal.89 (IWC)

本当はアンティークチュードルのあるモデルがずっと欲しくて探していたんですが、今はパーツなんかも含めてオリジナルで見つけるのは困難だということで半ば諦めていたら、アンティークに精通した知り合いの方から「ベルトなしの状態だけどお勧めできるのが見つかった」と連絡いただき、店の5周年記念で自分への褒美として購入したこの時計。イギリス軍向けのmark11等にも同型番のムーブメント搭載されているみたいですが、 1946年〜70年代中期頃まで生産され続けたムーブメントでIWCの中でも名作と呼んで良いムーブメントみたいです。ベルトはghoe(”&” のインタビューやベルトを共作させてもらった)の田岡君に頼み、クロコダイルにしました。このシンプルなデザイン、毎日出勤前に時計を巻くっていう習慣も含め、凄く気に入ってます。

ツキの大法則 (西田文郎)

「1ヶ月で10冊以上の本を読む」と少し前に決めました。そんな中から一冊。タイトルはこんな感じだしちょっと躊躇しましたが、結果として今の僕には凄く勉強になった本。関連本や同じ作者の本も数冊読みましたが、この本が一番良かった。読みやすいし分かりやすい。基本的にネガティブだった僕が少しポジティブな思考を得られるようになりました。決して読書家でもないですが、本を読むことの楽しさや重要性は年を追うごとに感じてます。本は自分から時間を作らないと読めない。10冊って決めてから時間の使い方も少し変わりました。お客さんから相談ごとを受ける機会も多いので、その為にもジャンルを問わず興味がある本は貪欲に読んでいこうと思います。先々でタイミングがあれば「面白かった10冊」みたいなブログも書いてみようかと..。

延々と書いてしまいましたが、本来 “物” って手にして終わりじゃなくって、手に入れてからが始まりです。日用品や消耗品は別として、定期的にこうやって身の回りの物をゆっくり振り返ってみるのも面白いんじゃないでしょうか。写真まで撮らなくても良いだろうし順位までつける必要はないと思います。その代わりっていうのも変ですが、手に入れた時の気持ちと、しばらく経って改めて見返した時の気持ちを比べて下さい。もしテンションが上がらない物が自分の周りに沢山あるのなら、買う前にしっかり考えても良いのかもしれません。(毎日 “物” を売ってる僕が書くのは変な話ですが)

自分で手に入れた物を定期的に振り返ることで、自分自身のことを何かしら今までよりも理解する。そのきっかけにはなると思います。

ほんと “自分を知る” って難しいです。僕も、自分の事がまだ良くわかってないからこそ、尊敬できる周りの人達の話を真剣に聞いたり、本を読んだり、こうやって手にした物を時間を置いてから振り返ったりするように心がけてます。

物を買う前にほんとに欲しいのか考える。しばらく経ってから振り返ってみる。「そんなの前からやってる」って方も沢山いると思いますが、まだやった事がない方は、軽い遊び感覚でやってみてください。案外いろいろと考えさせられますから。

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岡崎
この記事を書いたひと
岡崎 昌弘OKAZAKI MASAHIRO | sas_okazaki
1981年生まれ SLOW&STEADY 代表。18歳の時より地元の古着屋へ勤務。その後同じく県内のセレクトショップ勤務を経て2013年「SLOW&STEADY」をオープンさせる。
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