皆様あけましておめでとうございます。
2019年は大変お世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。
さて私、吉浦はというと先日3日までお休みをいただいており、贅沢な3連休を満喫させて頂きました。
お正月らしいことや、小旅行に加え、久々に本を読もうと思い、大掃除をしてる途中、正月休みに読み直そうとチェックしていた本を読み直しました。
今まで読んだ本の数は、多くの読書家の方々からすると多い方ではないと思うのですが、意外と自分の人生のターニングポイントで影響を与えられたのが自分の場合は「本」でした。
というわけで、新年一発目から極個人的なブログですが、今まで自分が少なくとも3度は読み直した本をご紹介したいと思います。
小説篇
本を好きな方と話をすると、好きな作家さんや好きなジャンルの話になりますが、僕が一番好きなのは「小説」。その中でもこの二方の小説は大好きです。
一枚目の化物語シリーズは名前とカバーの怪しさでホラーかと思われるかもしれませんが、中身はゴリゴリのライトノベルです。
あらすじなんかはウィキペディアなんかで検索してもらった方が確実かとおもわれるので割愛させてもらいますが、読んでる途中に最後まで読むのがもったいないと思ったのはこの二冊だけかもしれません。
世代なのか僕と同じ年くらいの方々にはかなり人気のある作家さんみたいです。
大学の授業、特に英語や中国語など、語学の授業では必ずといっていいほど自己紹介をするので、「私の趣味は読書です。特に好きなのは『伊坂幸太郎』です。」みたいなことを言うとクラスに1人はそれに反応して話しかけてくれる子がいます。
そんな心優しいクラスメイトでも「いや、僕は君よりも伊坂さんの本が好きだ。」みたいな返しをすると簡単に嫌われてしまうので学生の皆さんは気をつけてください。
エッセイ篇
読んだ本の中で一番笑った本かもしれません。
「桐島、部活やめるってよ」「何者」など少し陰のある小説を書く人という勝手なイメージを持っていたのですが、これを読んで抜群に好きになりました。
1エピソードは短く、短編形式になっています。「旅行を失敗する」「眼科医と衝突する」「知りもしないで書いた就活エッセイを自ら添削する」とサブタイトルの時点で魅力満点です。
エピソードもさることながら、文の書き方がめちゃくちゃ好きなんです。あんな小説書くのにこんなポップな文章なの!?という凄く良い意味のチャラさがあんなに笑った原因でしょう。
僕がブログで「今日はフランクリーダーのシャツを紹介するお♪」などといきなり言い出したら、皆さん不安で仕方ないと思いますが、(きっとアップする前に店長からグーパンチ)それに似た衝撃はあったかと思います。笑
学術篇
このピンク色のカバーを観るだけで気分が悪くなるほど、大変お世話になった1冊です。
僕が棺桶の中に一緒に入れて欲しくない物の1つと言えましょう。
自分の大学の専攻は社会学でして、卒業論文を書くに当たって「ファッションに関連した卒論を書きたいです!」と担当教授に相談に行くとこれを手渡されました。1周読んでも分からない、2周読んでも分からない。分からないままゼミでこの本についての報告をしたのですが、「分からないから勉強する意味があるんでしょう。何か掴めるまで読み続けてください。」とバッサリ。
「めちゃくちゃ正論やし、カッコいいこと言うけど、卒業できたら絶対にこの本捨てたるけんな。」卒論で心が荒廃していた吉浦青年は心で誓ったものです。ここまでポジティブなことは1ワードたりとも入れてませんが、未だに本棚に並んでるということはきっとこれからも捨てずにいることでしょう。
結局のところ卒業までに20回は読み直し、大半理解できないながらも、消費社会という視点から洋服を選ぶことについて考えさせてくれた大事な一冊です。
写真集篇
昔は洋服の参考にっていうと雑誌を読むことも多かったのですが、今は読むとしたら、こういったヴィンテージの洋服に関連した物や自分と雰囲気が違っても、洋服を一生懸命着ているor逆に洋服に全く関係の無い人の写真集を観ることが多いです。
こういった写真集って確かに服装がかっこよくて好きなんですが、真似をしたいっていうよりかは、「うぁ、カッコいいな。僕もがんばろ。」と思わせてくれる燃料みたいな物かもしれません。
自分は「こうすればお洒落になれる!」っていうHOW TO~本よりもお洒落な人の背中を見る方が燃えるタイプなので文章で着こなしの説明をかいてあるより、こういった写真の方が好きなのかもしれません。
まとめ
僕も常に本を読んでるわけでもなくて、一気に読みたくなる時期と、ほとんど読まない時期とがあります。
自分のジンクスとして一気に本を読んだ時期の後は成績が驚くほど伸びるというものがありまして。笑
中学生でその味を占めた僕は、高校、大学、社会人と同じように壁にぶつかったときは本を読もうと決めています。正直、目に見えて効果が出たのは高校生のときまでで、大学生、社会人になってからははっきりとわかるような成果はあげられませんでした。ですがそういったタイミングで「康太の顔つきが変わってきた」といっていただけたりもするので、やはりなにかしらの影響は出てるのかも知れませんね。
ちなみにご紹介した中で読んで欲しい順を付けるとするなら
【時をかけるゆとり】> 【オー!ファーザー】 >【THE SAPEUR コンゴで出会った世界一おしゃれなジェントルマン】>【La France travaille】>【化物語シリーズ】>>>【消費社会の神話と構造】
です。(2020年現在)面白さもそうですが文量や取っ付きやすさを含めた順です。
正直本って面白さ以上にタイミングなんじゃないかと思います。高校生の時に出会った「オーファーザー」を今初めて読んでも響かないかもしれないし、「消費社会の神話と構造」なんて大学生の自分が信頼している教授からのススメが無ければ決して読み進めることができなかったはず。
ここまで書いておいてなんですが、書店員でも作家でもない身ですので、人に合わせて本を紹介できる程の知識はありません。ですので自分が読んで、好きだった、考えさせられた、という本のご紹介でした。逆にこのブログを読んでいただいて、この本が好きなら、じゃあこれもオススメという本があれば、ぜひご紹介していただきたいと思います。