S&S / BLOG Apr 6, 2019
Text:YOSHIURA KOTA
近頃入荷したアイテムを中心にコーディネートを組んでみました。 気温の変動が激しく、日々のコーディネートも臨機応変に対応しなければいけない、この時期ですので、少しでも参考になれば幸いです。
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洋服好きの皆さんはこの春、どうお過ごしですか。

いよいよ暖かくなり、寝かせていた春物などを楽しんでる時期でしょうか。

花見や飲み会なども多い時期なので、おしゃれのしがいがある季節ですよね。

今回はそんなお出かけの際の参考となるよう、入荷したアイテムを中心にコーディネートを組んでみました。

LINEN HERRINGBONE WIDE PANTS(FRANK LEDER)


■JACKET:FRENCH ARMY M-47 JACKET(VINTAGE)

■VEST : CHACOAL DYED FLAX VEST ②(FRANK LEDER)

■INNER : KARL-HEINZ (SCHIESSER)

■PANTS : LINEN HERRINGBONE WIDE PANTS(FRANK LEDER)

■SHOES :サイドゴアブーツ(MOTO)

「FRANK LEDER」の作る生地はヨーロッパヴィンテージを彷彿とさせる物が多いので、こちらのジャケットのようにヴィンテージと合わせてコーディネートすることも多いです。

「FRANK LEDER」がほぼ毎シーズン、イージーパンツ(ウエストコード付きのパンツ)を作っているのはお好きな方はご存じかもしれませんが、今回は格別存在感のある仕様のパンツが登場しています。

共地のベルトが付き、ウエストをギュッと絞って履くことで独自のシルエットが生まれます。リネン生地とワイドシルエットのため抜群に涼しく、真夏でも着用可能なほどです。

今期のコレクションは「かかし」をテーマにしたコレクション。かかし自体に着せていた衣服や、それにまつわる放浪者の衣服、かかしを作る職人の衣服などからインスピレーションを得て製作されています。

昔のドイツの写真集なんかで見ると、職人や炭坑で働く人々はやはり「ガシッ」っとしてそうな生地感の洋服を着ていますが、浮浪者や遊牧民は「テロッ」っとした生地感の洋服やストール等をグルグル巻きにして着ているイメージがありました。あくまで推測ですが、このパンツはそんな「テロッ」とした洋服からイメージした物ではないでしょうか。

たっぷりとした生地が生み出すシルエットや、歩いた時に揺れ動くさまは本当にカッコいいので、是非店頭でもご覧頂きたいアイテムです。

RASCHEL BORDER SS TOP(PHIGVEL)

■JACKET:スウィングトップ “コットンナイロン”(BONCOURA)

■INNER :RASCHEL BORDER SS TOP(PHIGVEL)

■PANTS : WORKADAY GABARDINE TROUSERS(PHIGVEL)

■SHOES :サイドゴアブーツ(MOTO)

■BAG:LEATHER POCHETTE(PHIGVEL)

こちらはシンプルなジャケットとパンツに、ボーダーTシャツでアクセントを加えてみました。

このTシャツ、シンプルな物が好きだけど、そればかりなので少し飽きてきたという方にもオススメ。

ほどよいピッチ(間隔)のボーダーですのでインナーとしても一枚でも、どちらの用途としても活躍する一枚。

個人的に好きなポイントは、「赤は好きだけど、赤の洋服ってあんまり持っていない。かといって派手じゃないかな..」という点をもクリアしてくれたTシャツだという事です。

肩からかけたレザーポシェットもお出かけの際に頼りになるアイテム。

僕自身「大は小を兼ねる理論」で大きいトートバッグをいつでも持ち歩いているのですが、時々「鞄大きいですね」「どこに行くんですか」と突っ込まれてしまうので、使い分けられるこのサイズ感のバッグを探していました。

こぶりなバッグって女性のイメージが強かったんでが、レザー素材で男らしく、大人っぽいバッグなのでコーディネートにも取り入れやすいです。

SASHIKO SUPER LIGHT KEROUAC SHIRTS(PORTER CLASSIC)

■TOPS:SASHIKO SUPER LIGHT KEROUAC SHIRTS(PORTER CLASSIC)

■PANTS :MIL TROUSERS “MOD”(PHIGVEL)

■SHOES :TASSELED LOAFER(PHIGVEL)

最近は気温の変動も激しく不意に暖かいを越えて、暑いような日がありますので、半袖を使ったコーディネートもご紹介。

半袖といってもTシャツ一枚は面白くないので、Tシャツの上から羽織れるこんな半袖シャツはいかがでしょうか。刺し子生地は通気性は抜群ですが、肌触りはガーゼのような優しい質感ですので、極度に涼し過ぎる事も無く今の時期から使いやすいアイテムです。

足元はローファー等で季節感をより出していくのも、粋な気がします。

暑がりで割り切ってるので、夏服のバリエーションはそんなに必要ないという方も、足元をこういった夏らしい靴に変えるだけで、品良く見える、涼しい、季節に合わせて靴を楽しんでいる上級者に映る、とかなり印象が変わるはずなので、ぜひお試し下さい。

コーディネートの楽しみ

コーディネートというと難しい事を考えていそうとか、洋服が揃って無いから無理だよ、と思われてしまうかもしれませんが、僕自身も多くの場合は感覚です。笑

実際に着てみた後、なんかバランスが良くないなぁといった事は今も起こってしまいます。

そんな時でも、ロールアップの間隔を変えてみたりする、言わば応急処置的な対応で乗り越えられる事も。その後で家に帰って、着た時に生まれた違和感みたいなモノを、靴だけ変えてみる、トップスだけ変えてみるといった微調整を繰り返して行くと自然と原因が分かる事もあります。

でもこればっかりはコーディネートを「考える事が楽しい人」「考えるのが面倒くさい人」両者とも存在して、両者とも間違っていないと思います。

僕自身はこれからも、もっともっとコーディネートが上手くなりたいし、お客さんに上手く言語化して伝えられるようになりたいので、これからもこういったブログを書かせていただこうと思いますので、お付き合いのほどお願いします。

この記事を書いたひと
吉浦 康太YOSHIURA KOTA | sas_yoshiura
1995年生まれ。2017年春より「SLOW&STEADY」で勤務をスタート。靴磨きが大好き。
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