いつもありがとうございます。スタッフの勇登です。
2月も終わり、早いもので年度末ですね。月並みな表現ですが、3月は分かれの季節、転勤や就職・進学等々で新天地へと羽ばたかれる人も多いのではないでしょうか。こうした別れと共に必然と増えるのが卒業式や送迎会等の式典。今回ご紹介するアイテムはそんな式典には必需品と言っても過言ではないベルトを紹介します。
JABEZ CLIFF Stirrup Belt 2.8
200年以上にわたり、馬具や革製品を作り続けているJABEZ CLIFF。その中でも、非常に人気なのがこのアイテムです。以前、店長がこのベルトについてブログをアップしており、欠品していたサイズもありましたが、先日新たに入荷し現在フルサイズ揃っていますのでこの機会に改めてご紹介いたします!
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当店で販売しているカラーバリエーションはBLACK(左)・HAVANA(中央)・CHESTNUT(右)の3色。「JABEZ CLIFFのレザーベルトが初めて」というお客様にはどんなシーンでも使えてコーディネートの邪魔にもならないBLACKをオススメしておりますが、多くのお客様が「いつの間にか3色揃っている」とおっしゃっていただけるほどリピート率が高いアイテムです。
自信をもって販売できるワケ
当店でも永く取り扱い続けており、ベルトは”JABEZ CLIFF” と言っても過言ではないほど多くのお客様に販売しておりますが、それほどまでに当店が自信をもって販売できる理由はその汎用性と実用性。
スティラップレザーと呼ばれる馬具の鞍と鐙(あぶみ)をつなぐ部分に使用される牛革は非常に分厚く頑丈。その頑丈さは、新品の状態ではベルトを止めるのすら少し苦労するほど。加えて、ブライドルレザーという蝋引きの革は汗や雨にも非常に強いので、一年を通してガンガン使っていただけます。
また、ベルトの幅が2.5センチと絶妙なバランスなのも使いやすい理由の1つ。ベルトの幅が太すぎるとしっかりとパンツを固定できるというメリットはあるものの、スーツやスラックスなどのベルトループが狭いフォーマルなパンツには使えない場面もチラホラ。逆に、細すぎるとそれはそれでどこか不格好に見え、コーディネートが締まらない印象に。2.5センチという太すぎず細すぎずの幅がどんなパンツにも使え、かつコーディネート纏め上げてくれるんです。
まさに、頼れる相棒のようなベルトで、僕自身、1年前に購入してから現在まで、なくてはならないアイテムとして頼りにしています。
経年変化の魅力
非常にタフなことからガンガン使えると説明しましたが、使い込んでいく中での経年変化も魅力の1つです。写真上が僕が1年間使用したもの。
分厚く硬い革は着用を重ねるほどに柔らかく馴染みます。新品の時はあれほど硬かったベルトが驚くほど柔らかくなるので本当に身をもってその経年変化を感じることが出来ます。バックルの真鍮はくすみ、光沢も消えます。もちろん、真鍮は磨けばピカピカに光りますが、ややくすみ鈍く光ったバックルも「使い込んだな」という感じがして個人的には好きですね。
ただ、全くメンテナンスしないのもナンセンスです。半年〜1年に一度はクリームを入れ、保湿や補色をしてあげるのは永く使うには必ず必要です。使い込んでボロボロになったものが総じて味があるとは言えません。
僕とベルトの思い出
ちょうど一年前、僕がこのベルトを手にしたとき、それまで僕は中学生の時から使い続けているベルトをつけていました。それを岡崎店長が見た時に「洋服の前にベルトを買い換えれば?」とアドバイスをくれました。
今思えば当たり前のことなのですが当時の僕には驚きでした。使い込んだベルトを恥じるどころか「味があって良いじゃん」ぐらいに、むしろプラスに捉えていました。ただ、改めて自分のベルトを見てみると革に大きな亀裂が複数本入っており、メンテナンスではもうどうにもならないほど深刻なダメージを負っていました。表面も決して味があるとはいえない悲しげな表情でした。
物を永く使いというのは良いことです。革製品ともなると10年単位で自分の相棒となり得る強いポテンシャルを備えたものですが、それは愛情という名のメンテナンスを定期的に行うからこそ成り立つことで無頓着に使い続けるのはその製品の寿命を大きく削る行為なのだと、強く反省したのを覚えています。そんな話も今では良い思い出となり、今日もJABEZ CLIFFが僕の下半身のスタイルを支えてくれています。
ベルトはパンツを適性の位置で履く為に、なくてはならない服飾小物です。全サイズそろっているこの機会に皆さまぜひ手に取ってみてください。