S&S / BLOG Apr 1, 2023
Text:Kawami Tatuma
新人の河見です。ブログ初投稿となります。今後とも皆様よろしくお願いいたします。
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 4月となり桜の便りが次々に聞かれる折、皆様いかがお過ごしでしょうか。改めて皆様初めまして。2023年2月よりSLOW & STEADYのスタッフとして働かせていただいている河見竜摩(かわみたつま)です。かわちゃんと呼んでいただけると幸いです。

今回は新シーズン到来という事で、自己紹介を兼ねてKLASICA2023春夏アイテムをご紹介いたします。

 私は性的マイノリティに属します。ゲイなのかバイなのか、最近分からなくなってきていますが、恋愛対象に男性は含まれます。自分のことは男性と思っていますが、日によってはもう少し女性的にと思う事もあります。店長には「自由に表現して良い」とのことなので初めてブログに挑戦してみようと思います。

今回ご紹介させていただくのはKLAICAの2023年春夏アイテムです。私がコーディネートを組む際に意識する自己表現、「ジェンダー」を超越したような素敵なアイテムを2点ご紹介いたします。

【KLASICA】VESSEL

KLASICAが定番的にリリースしているジャケットです。今回リリースされたアイテムは,フレンチリネンキャンバスが用いられています。力強い印象と柔らかな肌触りが特徴的で、着れば着るほどほど身体に馴染んでいく感覚がたまりません。力強さと柔らかさの一体感、まさに柔剛一体なアイテムとなっています。

初めて見た時、このジャケット着こなすのは難しそうと思われるかもしれません。

私自身もスタッフになる前、初めて見た時に難しそうと思っていました。ですが、歴史的背景をオーナーに教えてもらい,あれこれ考えながら袖を通すとこのジャケットの虜になっていました。

 このアイテムの元ネタは19世紀オランダの漁師が着ていたワークジャケット。漁師のために作られているので,身幅はゆったり、ショート丈で、ボタンが多い。このような歴史的背景を現代に合わせて再構築されたVESSEL。なんともKLASICAらしい一着です。

【KLASICA】SOFIA (GD ver.)

民族衣装から着想を得て制作されたノースリーブワンピースです。こちらは完全にユニセックスアイテムで男女ともに着用可能です。ビンテージらしさを、土臭さを感じる質感やカラーが魅力的です。重厚感のある雰囲気ですが、実際に着用してみるととても軽い着心地となっています。

このアイテムから感じる土臭さと相性の良いVETRA、COVERALLと組み合わせてみました。ワンピースの土感とジャケットのワーク感がいい感じにまとめられた気がしています。もう少し、チャーミーな雰囲気を出したい場合は、リボン(ボウタイ)を結ぶことで胸元にアクセントをプラスすることができます。背面のドローコートを絞ることでシルエットの変化を楽しんでいただけます。

ワンピースというと女性用の洋服というイメージが強いと思います。しかし、その起源をたどると元々は男女の区別がなかったとのこと。古代ローマでは1枚の布を体にまとう「トーガ」が浸透しており、この「トーガ」が起源と考えられています。また、インドの民族衣装サリーなど、民族衣装にも原型となるものが垣間見えます。

区別されるようになった要因として、11世紀から始まった十字軍により、男女の役割がはっきりしたことにより洋服もはっきりと区別されたという説と15世紀頃に、それまで男性のものとされていた宝石が女性のものとされたことが原因とする説があることが分かりました。

【まとめ】

そして現代を生きる私たちにとって、男女の区別はどんどんなくなっているのではないでしょうか。それは洋服においても区別がなくなっていっていると思います。そんな中で男性的なアイテム、女性的なアイテムといった概念は存在すると思いますし、そのような代表的なアイテムがあることで、かっこよさや凛々しさ、可憐さやキュートさなどと見る人々に印象を与えるものだと思います。

個人的な見解ですが、洋服は自己表現できるものです。差別ではなく、区別がありそのなかでグラデーションがある社会となっていると思います。このような社会に100年以上の時代を超えてやってきて現代のスタイルにフィットした洋服。時代を超えて魅力をまとう洋服。こんな洋服が私は大好きです。KLASICAのアイテムは現代社会で我々の魅力を引き出してくれる素晴らしいアイテムだと思います。

ここまで個人的見解を述べてきました。これからブログを担当することもあると思います。個人的見解のため時に表現によっては、「それどうなの?」「私はこう思う」と思われることもあると思います。そんなこともご一緒にお話ししながら、洋服について語り合えたらと思うので、店頭にて皆様のお越しをお待ちしております。

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この記事を書いたひと
河見 竜摩Kawami Tatuma | sas_tatsuma
2000年生まれ。洋服と出会い自分自身に正直に生きていくことを決意。洋服を通して男女感や人生観などについて日々考えています。
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