S&S / BLOG Jan 13, 2024
Text:Ueno Yuto
昨年入荷したPHIGVELより、着た人を虜にする逸品アウターをご紹介いたします。皆様、ぜひチェックしてみてください!
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いつもありがとうございます。スタッフ勇登です。

いきなりですが冬のヘビーアウターを選ぶ際に何を基準にしますか?素材感や保温性、生地の厚み等々はもちろんだと思いますが、僕は携行性やポケットの大きさ、ザックリと着れるシルエットみたいな部分を重要視します。もちろん、持っているアウターの全てがこれに当てはまっているかと言われればそうではありませんが、大体はこの基準で選んでいる気がします。

この基準は個人の好みや生活スタイルによってさまざまだとは思いますが、今回はPHIGVELからこの基準に共感してくださる方もそうでない方も、誰もが唸る逸品アウターが入荷しましたのでご紹介します。

MOUNTAINEER ANORAK

PHIGVELよりMOUNTAINEER ANORAKです。カラーはOLD REDとCHECKの2種類。どちらも甲乙つけがたい良さがあります。

ANORAK (アノラック) とは防寒性、防水性、防風性を兼ね備えたフード付きジャケットのこと。胸元までの短いジップが付いており、プルオーバー型になっているのが特徴です。また、身幅が広くゆったりとした作りになっているので重ね着しやすいのも魅力の1つです。もともとアラスカの先住民である「イヌイット」が着用していたアザラシ革の羽織が由来となっていることが定説となっています。現代においても登山やキャンプでのアウターとしてやタウンユース等、形を変えて幅広く使われています。

今回ご紹介するアノラックも表地にウールとカシミア、裏地にウールレーヨンが使用されており、保温性は抜群となっております。また、ビンテージアーカイブのウールアノラックを再構築して作られたアイテムということもあり, 表地の凸凹としたネップ感のあるざらついた表情が特徴的です。

使いやすさのワケ、手に取ってしまうその理由

僕が先に挙げたつい手にとってしまうヘビーアウター3カ条。改めて見直してみるとそこには「つい手に取ってしまう、着用頻度が高くなる、利便性の高い洋服」といった共通項が見えてきました。

このアノラックもまさしくそんな洋服。深いポケットの作りは携帯や財布、鍵等の必要最低限の物はしっかり入り, 少しだけの外出ならコレをサッと羽織るだけでカバンを持たず手ぶらで外出可能です。

また、ヘビーアウターって脱ぎ着する場面も多いですよね。こういう時プルオーバー型のアウターだと少し脱ぐのが面倒に感じられますが。このアノラックはサイドにジッパーが付いており着脱が非常に容易となっております。着丈も短いので邪魔になりにくく、座る時もお尻に巻き込まなくて済みます。こういった携行性の良さって何気につい手を取ってしまう理由につながってると思います。

寒いときはサイドのドローコードを絞って防寒性を高められる点も◎。

残り続ける洋服に対する想い。

当店が毎週配信しているPODCAST番組「BACKYARD TO CLOSET」で岡崎も話していましたが、手元に残り続ける洋服って2種類あると考えています。

1つは「ここぞって時に絶対選ぶ相棒みたいな洋服」もう1つは「普段何気ない瞬間に気づかぬ間、手に取っている洋服」どちらも性質は違えど、ずっとクローゼットに残り続ける洋服だと思います。

今回紹介したアノラックは圧倒的後者でしょう。永い間ずっとお世話になり続ける、ガンガン着てしまうヘビーアウターです。このことからも若い世代の方々に特におススメしたいアイテムです。

昨今、洋服に限らず様々なモノの値段が上がり、改めて「価値とは?」ということについて考えさせられます。そういった世界の流れの中でクローゼットに残り続ける洋服を選択し、沢山集めるのではなくゆっくり1つ1つ手元に残るものを集めていく感覚というのはこれから大切になってくる感覚ではないでしょうか。

やや話が逸れてしまいましたが、1つ持っていると非常に使い勝手が良く、知らず知らずのうちに着用回数が増えるアウターとなっております。年齢性別問わず、どんな方でも着て頂けますので皆さまぜひ店頭にてお試しください。

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この記事を書いたひと
上埜 勇登Ueno Yuto | sas_yuto
2000年生まれ。洋服好きが高じて2023年よりSLOW&STEADYスタッフに。洋服と向き合いつつ日々勉強中。
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