S&S / BLOG Mar 4, 2019
Text:YOSHIURA KOTA
Photo:Kenta Kannae
洋服と映画。自分が生まれるより前から密接な関係にある両者。 まだまだ語れるほどの見識はありませんが、僕の好きな一本の映画についての思い出を書かせていただきます。
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お久しぶりです。スタッフ吉浦です。

各ブランドからデリバリーが始まり、店頭でも好評をいただいております。それに伴い、店舗業務に手一杯でブログが滞ってしまい申し訳ありません。これからも入荷が続くシーズンですがしっかりとブログは書こうと思いますので、よろしくお願いいたします。

映画と洋服

唐突ですが、みなさんは「映画」お好きですか。

こんな話を切り出してしまうとぼくが大の映画好きで語り出すと止まらないのかと思われるかもしれません。実際はその真逆で僕は映画を観るのが苦手です。(嫌いではなくて、苦手なのです)特に洋服の着こなしの参考に、、、などといって往年の名作映画に手を出すとだいたい30分もてば良い方でしょうか。自分でもこの集中力のなさはどうしたものか、といった感じです。

そんな僕でも、数打ちゃ当たるという言葉もあるよう、自分の心に残るものがあり、時折見返したくなる映画というのも出てきます。

1994年公開のイタリア映画。「イルポスティーノ」もその中の1つです。(ウチの洋服のラインナップでイタリア映画かよと突っ込まれそうですが、、、)

ストーリーも好きで、何度か観たのですが、着ている洋服もすごく心に残った映画です。

余談ですが、僕にとってこういうのは意外と珍しく、「洋服関係なくストーリーが好きな映画」「洋服がかっこいいけど、ストーリーがはっきりと覚えられない映画」今まで気に入った映画の大半がこのどちらかに分類されます。(けっして批評的に観ているとかではなく「洋服を観る脳」「映画を楽しむ脳」を同時に使えない僕の不器用さの問題かと思われます。)

この映画の重要なシーンに、上の写真の男性(左)が海辺で白のパンツを履いて登場する場面があります。

そのシーン自体は是非映画をごらんになっていただきたいのですが、そのイメージがまさにこの「SUMMER WHITE PANTS」でした。

WHITE PANTS


多くの人はもしかすると、白のパンツ=若い、爽やか、というイメージを持ってくれるかもしれません。

でも自分としてはこの映画の男性のように「余裕ある大人の男性」といったイメージで履きたい一本なのです。(補足ですが、この男性、劇中では「詩人」として人間関係の苦手な主人公に言葉を使って人に感情を伝えるすべ等を教えてくれる、師匠的ポジションです。)

なので自分が合わせるのもデニムジャケットやミリタリージャケットなど男臭い物が多くなっているのだと思います。

夏が近づくとゆったりとしたストライプシャツ(ヴィンテージのファーマーズシャツのような)なんかも合わせたい。まさにこの画像の男性の雰囲気ですね。

素朴な魅力

なぜこの映画(イルポスティーノ)が好きなの?

今一度自分に問い直してみました。

基本的に昔からSFやアクションなど、ヴィジュアル的にもインパクトがあって、ストーリーも簡潔なものが好みであったように思います。

でも食べ物でたとえると、ふと味付けの薄めな日本料理が好きになるタイミング。今までは完全に副菜であった小鉢の一品が妙に好きになってくるタイミングってありませんか?笑

そんな風にふとしたタイミングで観たこの映画。CGや派手な演出はありませんが、登場人物の放つ台詞や細かい人間関係の苦悩が一気に面白く感じられた作品でした。(細かく言うと口べたな主人公が自分の悩みとリンクするところや、舞台となるのがイタリアの美しい島であるところなども好きなポイントです。)

作中の人物が着ている洋服もそう。素朴というか何気ないというか。

白パンって誰でも履いてるアイテムではないと思います。それでも作中の人物がまるでジーンズを履くかのように何気なく履いてる、そういうのも好きな点かもしれません。

なんかこういう素朴さを良く思えると自分が大人になった気がします。笑

そんなことを自分で言ってるうちは子供なんでしょうね、、、

吉浦
この記事を書いたひと
吉浦 康太YOSHIURA KOTA | sas_yoshiura
1995年生まれ。2017年春より「SLOW&STEADY」で勤務をスタート。靴磨きが大好き。
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