S&S / BLOG Nov 3, 2018
Text:OKAZAKI MASAHIRO
Photo:Kenta Kannae
SLOW&STEADY 5周年記念企画『5th station』ラストを飾るのは 『PROD in 徳島! 』過去と現在。僕の洋服人生を繋ぐような渾身のスペシャルアイテムが完成しました!
799

当店ホームページNEWSや対談記事を読んで頂いた方はご存知だと思いますが、来る11月9日より11日まで、『PROD LIMITED STORE at SLOW&STEADY』を開催します。PHIGVELの直営店PRODが期間限定ショップとしてプレスの田上氏とともに徳島にやってきます!! ( 田上氏は土曜、日曜の夕方までお店にいます )

期間中はPRODで展開している限定アイテムの販売やPHIGVELのラインナップをいつも以上にご堪能していただけます。今回はそのイベントでリリースとなる 当店別注 “MIL TROUSERS MOD” についてご紹介します。

僕とMIL TROUSERS

僕がPHIGVELというブランドを初めて知ったのはPHIGVELがスタートして2シーズンがすぎた約15年前。それから10年以上、PHIGVELの商品を通して公私共にお世話になっています。自分の独立もあり少しのブランクはありましたが、こうやって当店で展開をリスタートすることが出来たことは、僕の中では非常に縁深く、嬉しく思っています。

その長いお付き合いの中でも、特に僕が一番思い入れの強い MIL TROUSERS(☝︎写真のアイテム)というアイテムをベースに今回の別注を作っていただいたのですが、まずはその MIL TROUSERS の簡単なご説明を。

MIL TROUSERS:ファーストリリースから暫くアップデートを繰り返しながらPHIGVELの定番的ボトムスとして数年間に渡り発売されていたものです。股下が長く当時のPHIGVELのラインナップの中でも一番のワイドシルエット。裾までほぼストレートのシルエット。当時、初めて見たときは正直太すぎないか?と思うほどでしたが、シーズンを重ねるごとに僕の周りでもファンが増え、自分の中ではPHIGVEL=MIL TROUSERSと言うほど、なくてはならないパンツになっていました。大好きすぎて、そればっかり履きがちになること、自分が新たに独立(現在のお店)するということも重なり、”こいつ” に頼ってはいけないという強い思いも込めて、当時から仲のよかった職場の後輩に私物を全て託したという大袈裟なエピソードもある程です。

このブログでも何度か書いてますが、愛着のある洋服って手にしてから自分と共に長い時間を過ごす過程での様々な思い出なんかも蓄積してくるんですよね。ほんとMIL TROUSERSとの思い出は語ってたらキリがないほどあります。はっきり言えるのは僕の中で一世代を築いた永遠の一軍であることは確かです。現に、PHIGVELを当店で扱うようになり、後輩に託してたMIL TROUSERSは即座に返して貰いました 笑。

当店別注アイテム誕生まで

そんな経緯もあり、約1年前に自分の思いも込めてPHIGVELの皆さんに「5周年の記念にMIL TROUSERSを改めて作って欲しい」と打診しました。MIL TROUSERS自体はユーティリティトラウザーとしてアップデートされ、継続しています。ただ、どうしてもあの愚直な太さのシルエットでやりたかったんです。そこら辺のエピソードは対談記事で触れていますので詳しくは書きませんが、PHIGVELの方々に今の商品を否定するような聞こえ方にならないか内心物凄くドキドキしたのを覚えています。僕がリクエストしたのは大まかに以下の3点。

⓵ 当時のあの太さのMIL TROUSERSであって欲しい

② 生地は、10年以上前にリリースされたPHIGVELのとあるパンツで未だに自分がレギュラーで履き続けている大好きなパンツと同生地を再度作って欲しい。(☝︎写真の赤いパンツ)

③ 当時のモデルをそのまま復活させるのではなく、当店でフレンチワークなんかを展開しているというのもあり、M47前期のディテールを盛り込んだ上で、カーゴでもベイカーでもなく、当店の空気感を盛り込んだ全く新しいMIL TROUSERSにしたい。

こうやって文章にすると非常にわがままなオーダーですよね…でも当たり障りのない記念アイテムだけは絶対に作りたくなかった。僕が触れてきた10年以上のPHIGVELのアイテムの中でこれ以上ないと思えるほど大好きなアイテムをミックスさせ、当店らしいアイテムに仕上げて頂くことは自分にしかできない事なんじゃないかって思ったんです。話してみてダメなら仕方ないけど、最初から遠慮したものをお願いすること自体がPHIGVELの方々や店に来てくれてるみんなに失礼だ と自分に言い聞かせて..

そんな心配をよそに、デザイナー東野さん、プレスの田上さん米山さん、みなさん快く承諾してくれ、じゃあ作ろうって事に。そこから田上さんと細かい打ち合わせやファーストサンプルからの微調整を重ね、今回のリリースとなりました。

MIL TROUSERS MOD

そんな僕の個人的な思いを強く反映しつつ、PHIGVELらしいアプローチにより完成した MIL TROUSERS MOD (ミルトラウザーズ モディファイ)履いた瞬間、 もう….最高!!何もいえねー!! って感じでした 笑。

流石に何も言わなかったらまずいので、簡単な説明を 笑。

当時の太さのまま、M47前期(写真奥)のデティールであるフロントボタン2つ、裾のストラップを採用。太いシルエットのパンツはレングスが長いと特に野暮ったいので9分丈仕様に。レングスが短く、裾幅が広すぎるとラッパみたいな見え方になるので、ほんの少しテーパードをかけて調整して貰いました。サスペンダーボタンを含め、使用しているボタンは、MIL TROUSERSが使っていたメタルボタンもカッコよかったのですが、”太いけど上品な雰囲気” を出せたらという田上氏との打ち合わせにより、60〜70年代のヨーロッパで広く愛用されていた水牛ボタンの雰囲気を持ったユリア樹脂ボタンに変更。着用を重ねながら個人個人でボタンをアンティークなどに付け替えたりしても良いですよね。

素材は通年着用可能かつ、ガンガン洗えるダック生地。まさに僕が10年以上履き続けているお気に入りのパンツと同じ工場で再度作って貰いました。ハリとコシのある強靭な生地ですのでヘビーデューティーな使用もへっちゃらです。程よくムラ感のある表情が男臭すぎず品のある印象に。着用を重ねればコシは残りつつ、しなやかな質感となんとも言えない雰囲気に育っていきます。

僕の中ではこれ以上ない最高の仕上がりです。あとは皆さんがご判断ください!!

※今回のスペシャルアイテムをご購入の方には、もれなくPHIGVEL×SLOW&STEADYの特製キーホルダーをプレゼントします!!

WEBでの販売について

このブログアップと同時にWEBの商品ページでも当店別注アイテムの事前予約・お問い合わせをスタートさせて頂きます。(期間中のお問い合わせは、メール対応が遅れることが予想されます)詳しくは商品ページの説明蘭をご覧ください。

11月10日(土)『手打ちそば まこ』出店します!

高知出店でも大好評だった『手打ちそば まこ』が店の裏に併設した小屋(バックヤード)を使い、11月10日(土)応援に来てくれます!北海道 幌加内産のそばの実を使用した身も心も温かくさせる、手打ちそばを食べつつ、ごゆっくりPHIGVELの洋服を思う存分にお楽しみください!

最後に

SLOW&STEADY 5周年記念企画『SLOW&STEADY Anniversary Year Events “5th station”』も今回のvol.5で最終となります。当店、いや、僕自身の洋服人生で得たものや感じているものを、PHIGVELというブランドを通して表現する。そんな僕にとってもラストを飾るにふさわしい感慨深いイベントです。皆様のお越しをスタッフ一同、心よりお待ちしております。

みんな待ってます!!!

##
岡崎
この記事を書いたひと
岡崎 昌弘OKAZAKI MASAHIRO | sas_okazaki
1981年生まれ SLOW&STEADY 代表。18歳の時より地元の古着屋へ勤務。その後同じく県内のセレクトショップ勤務を経て2013年「SLOW&STEADY」をオープンさせる。
SLOW&STEADYONLINE STORE
SHOP NOW
PAGE TOP