どんなに熱い日でもTシャツ1枚で外出するには少し心もとないと思うかた、意外に大勢いるんじゃないでしょうか。私はお客さん時代に真夏に当店オーナーがモールスキンのジャケットを着ているのを見て「上には上がいるな 笑」と関心していました。
この経験があったからこそ、「負けてたまるか」と言わんばかりに、皆さんと同じように真夏でも何か羽織る習慣がついたのかもしれません。今回はそんな皆様に真夏でも羽織れる薄手のジャケットを紹介しようと思います。
PHIGVEL”WORKADAY SHIRT JACKET”
突然ですが皆さんはシャツジャケットと聞いてどういった洋服を想像しますか?私は恥ずかしながら、「結局シャツの前のボタンを全部開けて、Tシャツの上から羽織ったらシャツジャケットだろ」といった粗雑な考えを持っていましたが、このPHIGVELのシャツジャケットに出会い考え方が一新されました。
縦糸にコットンと横糸にリヨセルを用いたツイル生地はシャツ地のような滑らかな肌触りを感じることができます。その一方で、大きめのシルバーボタンと生地を重ねて構築されたショルダーラインはジャケットの趣を感じさせます。これぞ、お手本のようなシャツジャケットでは無いでしょうか。
FRANK LEDER “VINTAGE FABRIC EDITION CARDIGAN“
前側を覆う華麗で力強い色使いの生地に昔のヨーロッパ映画で見る建築物を思い出すのは私だけでしょうか。目視で確認できるだけでも、4種類の異なる色の綿糸で織られた緻密な生地は見れば見るほど虜になります。
腕周りと後ろ側を覆う安心感のあるグレーのカラーリングと風通しのよいリネン生地は常に着る人に寄り添ってくれます。芸術的な要素と人間味を兼ね備えたfranklederらしい洋服ではないでしょうか。
PORTER CLASSIC”ROLL UP MICRO TWILL SHIRT“
羽織物でシャツ?と思われた方も多い思うのですが、個人的には先ほどの2つと比べても遜色なく羽織としてお使いいただけると思っています。
生地はシルクやレーションのような光沢と柔な質感が持ち味の生地ですが、実はコットン100%と言う事もあり、生地が柔らかすぎず、コシがあるので羽織り物としても魅力的です。PORTER CLASSICらしい、肩はゆったり、着丈は短めのシルエットはストレス無く着ることができる羽織物として夏に大活躍してくれるのではないでしょうか。
若い僕だからこそ一枚羽織る
大人なると、白ティ一1枚に、デニムの組み合わせが様になる男に憧れると言われています。それってその人の経験や自信が最も顕になる格好だからではないでしょうか。僕もそういった男性は確かに魅力的だと思うのですが、若い世代の人間の僕では到底身の余ると考えています。
僕自身、真夏とはいえTシャツ一枚では何故か物足りず、一枚羽織らないと落ち着かない程に洋服に没頭してるのかもしれません。洋服に没頭しすぎる事の良し悪しは私の永遠の課題ですが、この経験がTシャツ一枚でも自信を持てる未来への布石になる事を信じて突き進みたいのです。
まとめ
今回は、夏とはいえTシャツ1枚では心もとないという方に向けて薄手の羽織物を3点紹介させていただきました。徐々に気温が高くなり、スーパーや飲食店でも冷房が作動しているので、体温調節のため車の中に1枚羽織物を置いておくだけで安心かも知れませんね。