S&S / BLOG Jun 8, 2019
Text:YOSHIURA KOTA
Photo:Kenta Kannae
おしゃれは我慢とも言いますが、まだ6月。真夏まで我慢だけでのりきるには早すぎます。 今一度季節に適した洋服というのを考えてみたいと思います。
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「夏場は洋服が単調になりがち」

毎年のように洋服好きを悩ませるフレーズではないでしょうか。

暦も6月となり、店頭も夏物の割合が増えております。でも暑いからと言って春に買ったものや昨年買っているものが着られないとなると少し寂しいですよね。

でもトップス、ボトムスのどちらかを格別涼しいアイテムに変えるだけで今までのアイテムでも夏のコーディネートとして成り立たせられることもあると思います。

服好きの方からすると当たり前のように考えている方も多いかと思いますが、改めて「暑さ」という巨大な敵へ立ち向かう方法を考えてみたいと思います。

素材編

まず夏の素材で真っ先に思いつくのが「リネン」。特に天然素材を用いた洋服が多い当店では春夏ではぐんとリネンの割合が増えます。リネン素材はコットンに比べ速乾性のあるものも多く、汗なども比較的乾きやすいです。

またリネンに限らず「肌離れの良い」というのが自分の中ではキーワード。

コットン100%の生地でも薄手のパリッとした生地は同じようにべたつきが少なく、乾くのも早い記事が多いです。

少し感覚的なたとえになってしまいますが「シャリっと」「パリッと」「サラッと」。誰に教えられたでもなく、よく生地のことを伝えるときに使ってしまう言葉ですが僕がこの言葉を使って紹介する生地は大体涼しいです。(笑)

もしくはTシャツ類に多い、汗をガンガン吸ってくれるタイプの生地。先ほどの肌ばなれとは真逆に肌に密着するものが多いですが、そのぶんしっかりと汗を吸いあげてくれます。

結局汗っかきでどれだけ涼しくしても汗が止まらないという方にはこちらもオススメです。

シルエット編

自分が夏場になると格別増えるのが太いシルエットのパンツ。(一年中履いてるじゃん、と思われそうですが。)

細身のパンツと比較した時に単純に肌に触れる面積が少なく、湿度の高い時期にも比較的蒸れにくいというのがつい手が伸びるポイントです。

同じ理由でトップスもゆったりしたトップスが増えます。涼しいや蒸れにくいといった点ももちろんありますが、夏場に少しオーバーサイズで着るのって解放感があってすごい好きです。

今年から夏休みはなくなってしまった僕ですが(泣)、夏場の解放感というメリハリは今後も楽しんでいけたらなと。

生地×シルエット

先に挙げた二つのポイントが夏場の服選びに特に気を使っている点です。

とくに暑くなるこれからの季節はこの二つを掛け合わせた洋服が重宝します。

先の画像にも出ていたICEBLUE LINEN PLEATS TROUSERS(FRANK LEDER)LINEN T-SHIRT(PORTER CLASSIC)なんかは自分基準の涼しさ部門優勝の2品ですね。

僕の場合、M-47やベッドリネンシャツなどのお気に入りではあるけれど真夏使用のアイテムではないものなどに、こういった特別涼しいものを合わせて、コーディネートとして、夏場も着られるように考えています。

まとめ

自分のクローゼットを見てみると、半そでの洋服が極端に少ないことに驚かされます。

一方で、既に街中で見かける人々は半そでを着られている方がかなり多く自分と世間とのずれを感じる今日この頃です。(笑)

洋服の歴史などをたどっていくと半袖や半ズボンといった文化が生まれたのはつい最近のこと。tシャツは少し前までは完全に下着であったし、シャツですら下着という感覚でジャケットを脱ぐのもためらわれるような時代もあったようです。

とは言ってみるものの日本と欧米では風土も違えば、温暖化の影響か「去年より今年の夏は暑い」と毎年言ってしまうような夏が続いている日本では無理するのが美徳とも思えません。(笑)

いくら服装がばっちり決まってたとしても、汗もかきまくりで、いつ倒れるかもわからないような雰囲気では洋服はカッコよく見せられないと思います。

暑いといっても歴史背景や服を着る楽しさは忘れず、周りの人を不快にさせるような着方もしない。そんな落としどころを見つけるのって真夏をピークとしてこれから難しくなってきますが、夏という季節を楽しむっていう考え方で乗り切りたい所存です。

吉浦
この記事を書いたひと
吉浦 康太YOSHIURA KOTA | sas_yoshiura
1995年生まれ。2017年春より「SLOW&STEADY」で勤務をスタート。靴磨きが大好き。
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