S&S / BLOG Aug 24, 2019
Text:YOSHIURA KOTA
Photo:Kenta Kannae
熱いお客さんと服の話をする度に負けてられないなと思います。 自分がそんなときに立ち返るのがこういったヴィンテージの洋服達。
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スタッフの吉浦です。

slow&steadyで扱う洋服と向き合い始めて、客だった時代から数えて4年弱ほど経ちました。

徐々に密度の増えつつあるクローゼットを改めて見返して見ると昔と比べ割合が増えているのはヴィンテージの洋服や古い時代の生地を使った洋服です。

自分が洋服に興味を持ち始めた高校生の頃や大学1年生の頃は「安いから」「人と被らないから」という理由から古着にも手は出していましたが、その頃の自分と明らかに選ぶ物が違っています。

改めて今の僕自身が思うそういったヴィンテージウェアの様々な魅力について。

洋服の参考書

まず自分がこの店に通い出して驚いたのは、今ある多くの洋服の原型はヴィンテージウェアにあるということ。ミリタリーウェアなどはいまや百貨店やショッピングモールの服屋でもそれらしき物も見かけるほどですが、スーツもその原型は軍の制服から派生した物とされています。少し驚きませんか?

そういった経緯からヴィンテージウェアに興味をもって写真集や資料などを読むとまさに当店であつかった服の原型載っていたり、写真集を観て、「あのパンツはこういうウエスト位置ではけばいいのかな?」と100年前の先輩から着こなしのヒントを盗んでいます。笑

存在感のある生地

今の自分にとって一番の魅力はコレでしょうか。

ヴィンテージの洋服をみつけるとまずその生地感を確認したくなります。

その時代の機械にしか生み出せなかった生地というのも存在します。(情熱をもってその機械を再び稼働させ現代によみがえらせてくれるメーカーさんもいらっしゃいます)

着てかっこいい、掛けてかっこいい。ハンガーに掛けておくとまるで美術品を見るように何を考えるでもなく見入ってしまう。そんな洋服に出会えることもしばしば。

当店ではあくまで洋服本来の「着て楽しむ」と言う前提の下、コンディションの整った物、他の洋服とも合わせやすい物を厳選しております。また昨年10月に行われたイベントにて、遠い中当店に卸をさせていただいている河田さんにご来店いただき「当店の雰囲気」「お客さんの人柄」を実店舗にて感じていただいてから、より当店に合わせたアイテムをご紹介していただいています。

シンプルなのに異質?

今までもブログや店頭でしつこく言わせてもらってますが、当店で扱う洋服は購入した瞬間が満点ではなく、1シーズン、2シーズンと着用頻度に答えるかのように、魅力を増してくれる物だと思ってます。

でもそれ故に若いときにしか着られないような奇をてらったデザインの物であったり、ど派手な色味の物は多くありません。

いわいるシンプルな物が多い中でも自分が「この服達やっぱり好きだな」と思いつづけられるのはワークウェアやミリタリーウェアがそうであるように「それを着て生活する人」がいることを思わせてくれるからです。それぞれのデザインやシルエットに理由があったり、数年先の着用に耐えられる生地の強度やどういうライフスタイルでこのアイテムを着続けたんだろと思わせる色落ちのしかたであったり。

「50年以上前のフランスの服を着て大学に通って中国語の講義を受けてる自分って何者なんだろう」と学生時代はよく考えていたのが懐かしいです。

最近お客さん同士やスタッフも含めて飲みに言ったりすると「あそこのグループって異質よな」と言われることも。シンプルなのに異質って文章にするとおかしいですが、、、

理由を考えてみると洋服に対してほんとに真面目なお客さんが多いと言うことでしょうか。合わせるアイテムについて何十分も話ができたり、次の飲み会の服装を話し合えたり、「あの子は買ったばっかりのベストを着てくるだろうから、俺はこれでいこう」とグループ単位でコーディネートを考えている強者も大勢いらっしゃいます。笑 目の届きにくいところまで自分の思う存分考えてみる、そんな姿勢があるから、同じように洋服を着ていても違って見えるのかもしれません。

真面目に服が好きだからこそ、その元ネタやルーツ、ディテールの理由が気になる。生地の特性が気になるって当たり前だと思います。

同じく自分ももっと洋服に対して熱くなりたい、もっと上手に着れるようになりたいって時は古いものに立ち返って考えたりしています。

インスタをフォローしてくれている人は知っていると思いますが関連して、月末までこんな企画をやっています。すでに数人の方から素晴らしい意見をいただいています。もれなく3000円の商品券をお渡ししていますのでみなさま是非ご参加してください。

そろそろ本格的に秋冬がスタートしますが、僕自身も改めてヴィンテージに触れて洋服熱を上げておこうと思います。

吉浦
この記事を書いたひと
吉浦 康太YOSHIURA KOTA | sas_yoshiura
1995年生まれ。2017年春より「SLOW&STEADY」で勤務をスタート。靴磨きが大好き。
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