S&S / BLOG Oct 12, 2019
Text:OKAZAKI MASAHIRO
Photo:Kenta Kannae
自己満足の塊を皆様にぶつけるのは少し傲慢な気もしますが、心の底から好きな物だからこそ伝えられる。理解してくれるんじゃないかと思っています。3日間よろしくお願い致します!!
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NEWSでも告知させていただいていますが、10/18日より3日間、PHIGVEL TRUNK SHOWと題して、PHIGVELの秋冬ラインナップをいつも以上にご覧いただける店内イベントを開催いたします!!そして、前回かなり反響の大きかった当店別注、MIL TROUSER MOD第2弾をリリースします!!!

MIL TROUSER MOD

写真は今回リリースされるセカンドバージョン

正直この1年このパンツしか…と言えるほど愛用し続けているPHIGVELに別注をかけたこのパンツ。有難いことにファーストリリースから1年が経とうとしている現在に至るまで沢山の方からのお問い合わせを頂いております。

PHIGVELの歴代ラインナップの中で自分が大好きだったパンツを当店の空気感をプラスして作って頂きました。自分の想いをまっすぐ届け、それをPHIGVELのみなさんが答えてくれたからこそ生み出されたものだと思っています。

【前回のリリースに際してのブログ】で僕自身の想いやパンツのデティールについては細かく書いています。【PHIGVELディレクター東野さんとの対談記事】も合わせて再度ご確認ください。

ディテールについて

前回と全くシルエットは変えておりません。ボタンも前回同様のユリア樹脂のものを使いました。

採用素材について

2回目のリリースとなるこのアイテムに今回採用したのは “ウールギャバジン” ウールとコットンを高密度に織り上げたものです。今季のオーバーオールやアビエイタートラウザーと同素材であり、PHIGVEL代表する素材ともいえます。色はDUST OLIVEとDUST GRAYの2色展開。

ギャバジンといえばバーバリーの創設者が開発し特許をとったのは有名な話ですよね。耐久性と独自のハリ感、高級感などが特徴的な素材。もともとイギリスが生み出した素材という部分も僕が今回この生地を採用した理由の一つ。

主にコットン100%で作られるギャバジンですが、今回の生地は65%がウール。着用を重ねていくことでギャバジン特有の耐久性は兼ね備えながら、ザラついた質感とともに独自のシワ感や光沢感を生み出します。

この素材で一番気に入っているのはこの品の良さ。ワークパンツではありますが素材の光沢や質感と相まって、幅広いコーディネイトに対応できる懐の広さと、前回に比べるとやや土臭さを抑えた上品な仕上がりになったんじゃないかと思っています。

当店別注だけのウォッシュ&プレス仕上げ

今回の第2弾のこのアイテムに関して僕が特に気を使ったのは洗濯について。ウールといえばやはり縮みが真っ先に気になりました。大前提としてファーストモデル同様にガンガン履いて自宅で洗えるというのがこのパンツに求めている部分でもあります。

そこは、PHIGVELプレス田上氏と洗い後の質感や縮率なんかを画像や電話でやりとりしつつ、別生地でも並行して考えながら、最終的にPHIGVELの世界観を崩さず僕自身も納得できる生地であり、ファーストであるダック生地との対比も考慮したら、このウールギャバジンが最適であるという答えにたどり着きました。

さらに、共生地でリリースされている他のアイテムとは違い、このアイテムはワンウォッシュ仕上げでお願いしました。それは洗った状態で前回とほぼ同じサイズ感で履いて欲しいという理由と、お客さんたちに僕らが洗い後のサイズを店頭で説明するのが難しいと思ったからです。

さらにウォッシュをかけた状態のサンプルを製作していただき、洗い後のシワを少しだけ残した状態になるような軽いプレスをかけました。このプレス仕上げも何度かやり直してもらいシワシワすぎず、パリッとしすぎないちょうど良い具合に仕上げてもらいました。

自宅での洗濯方法

というわけで、自宅での洗濯は全く問題ありません。ただ、ウールということもありますので2回目以降の洗濯でも少し縮んでしまうかもしれません。ですので、洗う際はニットなんかを洗えるおしゃれ着用洗剤とネットを使用していただき、洗い後は軽くシワを伸ばして陰干しを行ってください。シワが気になる方は、当て布をして軽くアイロンをかけたりスチーマーをご使用ください。

時間を共有できる物

性格上、好きなものを見つけたらそればかり使ってしまう癖があります。当店の取り扱いブランドが他と比べて多くないのもそういった理由の一つでもあります。沢山のモノを同じ熱量を持って伝えられるほど賢く器用な人間ではないことはよく理解しているつもりです。

だからこそ、好きなものは好きなんだと自信を持ってお伝えすることができる。普遍的な定番と呼べるアイテムは世の中に数多く存在します。当店でいえばフランクのジャーマンレザージャケットやビンテージのフレンチM-47カーゴ、店に多く使用しているローバーチェアーなんかも世界的に定番として沢山の人に愛されていますよね。

そんなアイテムの多くは時代が変わっても今なお愛され続けている。いわば時間を味方につけた物ともいえます。

このアイテムがそうあって欲しいといったほど大きなことは考えていません。ただ僕の10年後、20年後、さらにはもっと先まで履き続けているってことぐらいは容易に想像できます。

今まで洋服に携わってきた20年の経験や、ここ数年の自分が洋服に抱いている考えなんかも踏まえ、未来でどれだけ自分の頭の中が変わっても何があっても好きだと呼べるもの。

大げさな話ではなく僕にとっては現在も未来も絶対に必要不可欠なアイテムであることは確かです。

先着30名様にプレゼント

これ以上書くと僕の自己満足にただみなさんを巻き込んでいるような気がしてならないのでやめときます。MIL TROUSERに関しましては、15日よりwebでの先行予約販売を開始します!!(このアイテムを購入していただいた先着30名様にphigvelオリジナルミニ巾着をプレゼントします。)

今回は、PHIGVEL田上さんは仕事の都合でこれないですが、前回同様に熱く熱い3日間になるはずです。久しぶりの店内イベントです。みなさまのご来店をスタッフ一同、心よりお待ちしております!!!

岡崎
この記事を書いたひと
岡崎 昌弘OKAZAKI MASAHIRO | sas_okazaki
1981年生まれ SLOW&STEADY 代表。18歳の時より地元の古着屋へ勤務。その後同じく県内のセレクトショップ勤務を経て2013年「SLOW&STEADY」をオープンさせる。
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